ルネのきままなアトリエ
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奈良県吉野郡十津川村・標高1800m
 2006年10月29日(日) 
晴れ時々曇り

メンバー:11人+1

(wolfgang・山の徹人ご夫妻・単独行・Flora・
トトロ・kinokuni・さとやん・DK・やまねこ・私 
+ kinokuniさんの愛犬ロッキー) 
※敬称略

コース 地図
 9:30 峠の登山口
10:07〜10:13 不動の登山口分岐
10:51〜11:05 古田の森
12:00〜13:23 釈迦ヶ岳山頂(昼食)
13:37〜13:51 古田の森
14:40〜14:55 不動の登山口分岐手前
15:25 峠の登山口


「我が道を行く!」のwolfgangさん企画のの釈迦ヶ岳登山。
私にとっては、実に2年ぶりの大人数の賑やか山行でした。
稜線の紅葉は既に終わっていたけれど、気さくな方々と歩む秋の山路。
楽しい一日でした(^-^)v



▲古田の森手前より釈迦ヶ岳を望む


何か持っていった方がええかしらん・・・。
初めてお目にかかる方もいるし・・・。

久しぶりの山友達との山行を前にして、悩む。

単独行さんがおでんをご馳走してくれるということやし、カラシでも持っていこうかしらん・・。
けど、カラシ一本引っさげて行くのもな〜〜。(見かけによらず、気の小さいるルネはんです)
数日、悶々として眠れぬ夜が続きました。(その分、昼間寝てます・・(;^_^A)

そうや、やっぱりこれしかない!
キムチ鍋!これにしましょ!
(ま、はっきり言って、山でこれしか作ったことない・・とほほ・・)

そういうわけで前夜しこしこと野菜を仕込み、豚肉を酒と醤油と味噌に漬け込み準備完了!
どうだ〜!!

(しかし何ですな、モノで人の歓心を買おうとするなんて、了見が狭過ぎる!
よっしゃ、次回はカラシ1本で勝負!! ・・いや、2本ぐらいで・・・)



朝6時30分、待ち合わせ場所に。
山の徹人さん、Floraさん、トトロさんが既に到着されている。
Floraさんとは春の御池岳以来。トトロさんは以前に絵の作品展に来てくださった時にお目にかかっているけれど、山は初めて。
山徹さんとは2年ぶり。

山徹さんの車の助手席にはチャーミングな女性が・・・。
え?この方がペケポンさん?
HNのイメージと全然違うやん!・・輝いてます!
(ここにもHNと似ても似つかぬ者がおりますが・・汗)



今朝は雲海が綺麗だったろうな・・
(登山口への林道から)

程なくwolfgangさんが、さとやんさん、やまねこさん、DKさんを乗せて到着。
wolfさん以外は初めてお会いする方。ドキドキ・・。

うっ!お二人の女性。・・・若い!カワユイ!!
うちの娘と大して変わらないぐらいのお嬢さん!(・・・と思ったのですが、後で聞いてびっくり・・女性は魔物です・・ふ〜)
さとやんさんは、落ち着いた物静かな紳士風の方。

wolfさんとも2年ぶり。でも全然変わっていない。いつまでも青年のような清々しい雰囲気を失わない人だ。

Floraさん、トトロさんと共に山徹さんの車に乗せていただき、いざ出発!


前日までの天気予報では、お天気はいまいちだったけれど、次第に好転。朝の予報は「雨のち晴れ」だった。
急速に天候が回復するということか。

葛城山の山麓線からは吉野川を覆う朝霧。幽玄な景色。
その向こうに吉野の山並みが広がっている。どうやらお天気は期待が持てそう。

西吉野を抜け十津川に入る頃には、前方に爽やかな水色の空が広がってきた。
旭口より林道へ。急峻な山肌に付けられた、くねくねと曲がりくねった狭い道。
ハンドルさばきも鮮やかに車を走らす徹人さん。

「前から車が来るかもしれへん・・と思いながら運転してね・・」優しく穏やかな口調でペケポンさんがそっとささやく・・・。(う〜ん、このテクニック・・・メモメモφ(._. )・・・)


峠の登山口には、先に到着の単独行さんと前夜からテン泊のkinokuniさんがお待ちかね。
kinokuniさんの愛犬ロッキーがふさふさの尻尾を振って出迎えてくれた。


ロッキーがお出迎え

人気者のロッキー
単独行さんとも2年ぶり。でも、あちこちの山レポでしょっちゅうお姿を拝見しているので、そんな気がしない。
kinokuniさんは凛とした雰囲気をたたえた、精悍な体つきの方だった。
ロッキーを見守る目が優しい。


おや〜、美味しそうな棒 どれどれ・・・ ずっとこうしていたいな〜・・

簡単に自己紹介を済ませ、歩き始める。
トイレの向こうに古田の森付近の稜線
(峠の登山口)

さてそろそろ出発!
いきなり階段・・('〜')


登山口の向こうには、釈迦ヶ岳への稜線が、朝の柔らかな陽射しを浴びて横たわっている。

今回の釈迦ヶ岳山行、最初は3年前に計画が持ち上がったものの、いろんな事情で流れ、実に4回目でやっと実現したもの。
昨年などは、登山口まで来たのに生憎の天気で中止したらしい。

木の間隠れに釈迦のピークが・・・
皆さんの思いが通じたのか、はたまた強力な晴れ男あるいは晴れ女がいたのか、今日は気持ちの良い秋晴れ!

下の登山口(不動小屋の登山口)との合流点までは潅木の茂みの中、緩やかな登り・・・の気がしていたけれど、ところどころ木の枝をつかみグイッと体を持ち上げる箇所もある。

あれ〜、結構キツイやん・・・というような登りだった。
登山口付近で、赤や黄色に色づいた木々が少しあったけれど、だいたいはピークは過ぎていた。

でも、雨に洗われた爽やかな空気をメいっぱい吸いながら、あれこれ話をしながら辿る山道の何と楽しいことか!

大日岳も見えてきましたよ

徹人さん、笑顔が光ってます!



「あ、千円落ちてる」
「お〜、みんなに見つからないうちに拾おうぜ」
・・・と言っているのかもしれません。
ちなみに、ワタクシ、昨年ここで千円拾いました( ̄〜 ̄*)

わいわい喋りながら、時々立ち止まってデジカメのシャッターを切りながら、30分ちょっとで不動小屋登山口との合流点に到着。


不動小屋登山口分岐にて   (画像提供:kinokuniさん)


釈迦ヶ岳が見えてきた
ここからは丈の低い笹原を緩やかに登る。
ところどころにオオイタヤメイゲツやブナの巨木。
右手には大日岳の三角錐と、南奥駈の稜線が連なっている。


しばらく行くと、釈迦ヶ岳の山頂が見えてきた。
大日岳も次第に大きくなってくる。

歩いては立ち止まり、歩いては立ち止まり・・・。
シャッターを切りながら、喋りながら、ゆっくり登っていきます。

ロッキーは皆の後になり先になり・・。


左:釈迦ヶ岳   中央右より:大日岳   その右鞍部:深仙の宿



中腹の紅葉が綺麗です



古田の森はその向こう

ゆっくり歩いて1時間20分ほどで古田の森に到着。
初めてお会いする方も気さくな方ばかりで、つい油断してしまい、ずけずけとモノを言うオバサンぶりを曝け出してしまいました(^▽^;)>゛

釈迦ヶ岳が眼前に迫ります 左手には七面山・・来年こそ・・・

●古田の森にて・・・● 
←「唇、アンジェリーナ・ジョリーでお願いしま〜す!」

・・無理!
↓「ワシはこのままでええわい」 ↑「ワシもブラピにしといておくんなさい」

・う〜ん・・・
「そうそう、そのままがいいわ・・(^-^)」→
注:赤字は管理人の創作です。失礼があればお許しくださいm(_ _)m


古田の森にて大休止の後、再び稜線を辿る。
いったん緩やかに下り登り返す。
さして苦にならないぐらいのアップダウン。
名犬ロッキー



好展望の稜線歩きが続く。
20分ほどでカエデやブナの林に入り、しばらく登ると千丈平。

水場もあり、格好のテント適地。
昨夜から来られているのか、テントが一張。
こんな場所で満天の星を仰ぎながらテント泊なんて、いいだろうな〜。
熊は困るけど・・。



「もう少し水を飲みたいから、
ちょっと待ってね」


(千丈平かくし水にて)



かくし水、今日は前回来たときより水量が少なかった。
調理用の水をここで調達しようとも考えたけれど、持ってきてよかった。それでも少しだけペットボトルに追加する。

山頂直下・・黙々と歩むwolfさん

wolfさんの後から、山頂直下の急坂を大地を踏みしめながら登る。
程なく奥駈道に合流し、山頂へ。

昨年の春、念願叶い29年ぶりの釈迦ヶ岳登山を果たし、それ以来の山頂。
既に到着されていた皆さん、他のパーティの方もたくさんいらっしゃる。今日はなかなか賑やかな山頂だ。


●釈迦ヶ岳山頂にて●
釈迦如来像 wolfさんの手が三角点にタッチ!

谷を隔てて七面山が対峙している 奥駈の稜線が折り重なるように連なる先に、八経ヶ岳、弥山がどっしりとした姿を見せる


まずは皆さんで記念撮影。
(全員の集合写真、どなたか下さいね)

続いて昼食。
単独行さんが手早くおでんの準備をしてくださる。
「この牛スジ、別に買いましてん」と単独行さん。
う〜ん、本格派だ・・・。

ワタクシも、ま、テキトーな味付けではありますが、キムチ鍋を準備。

さあ、それから後は、右や左から美味しいものが山のように差し出される。
「これあげるから、キムチ鍋ちょうだい〜」・・いや、これは冗談(^▽^;)>゛

締めくくりは、wolfgangさんが千丈平のかくし水で入れてくださった極上の和束茶。
何と、重いのに陶器製の急須を二つも持ち上げてくださった!
ペケポン奥様が手伝って、丁寧に奥ゆかしいお茶の味を引き出してくださった。



昼食のひととき(画像提供:kinokuniさん・トトロさん)

楽しい時間は瞬くうちに過ぎていく。
山頂に到着してから1時間20分近くが経っている。下山の時刻。

帰りも登りと同じくゆっくりと言葉を交わしながら、カメラのシャッターを切りながら秋色の稜線を下る。


←「いやあ、実にお美しい方々ばかりだ」
「次に生まれる時には犬になりたい・・・」→ ↑「アンジェリーナ・ジョリーで〜す!!」
・・う・・・( ̄〜 ̄;)
←←「あ、聞こえた?冗談冗談・・・」



「トトロさん、キレイな声のオネエサンに騙されたらあきませんで〜」→→
注:赤字は管理人の創作です。失礼があればお許しくださいm(_ _)m


ロッキー「もう、この人たち、後ろから追い立てないと動かないんだから・・」・・と思ったかどうか分かりませんが・・。 振り返れば釈迦ヶ岳

笹原が午後の光に銀色に光る・・


また青空が広がってきた・・

風雪に耐え大地に根を張り、
天に向かって一直線に伸びてゆく孤高のブナの木のようなwolfgangさん。
側で慈愛の眼差しでそっと見守る徹人さん。
絶妙のコンビです。


斜面の向こうに大日岳と南奥駈の稜線


美女勢ぞろい!あれ?一人足りない・・

不動小屋の分岐の手前で、後から来るwolfさんたちを待つ。
先に歩いていかれた単独行さん、kinokuniさん、待たせてしまってごめんなさい。


大地の鼓動を全身で感じる・・・ 「いやあ、つい、うとうとと・・・」

3:25 登山口に戻ってきました。
七面山に夕暮れの気配が忍び寄っています。 稜線にも・・・。

あ〜疲れたワン!



こんな楽しい山の一日を味わわせていただいて、本当にありがとうございました。企画してくださったwolfgangさん、お車を出してくださった山徹さん、感謝です。
皆さん、また機会があれば一緒に遊んでやってくださいね!

次回はカラシ2本で勝負しますんで・・・。(まだ言うとる・・・(^▽^;)>゛)




オマケの画像
「鬼監督と女子部員たち」

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