入梅したというのに雨はどこへやら。
スカッとした晴れではないけれど、毎日太陽が顔を覗かせている。
相方が休みをとれたので、行者還岳か大普賢岳辺りに行こうと思った。平日だし静かな山歩きが出来るだろう。
ところが、結局寝坊してしまい大天井ヶ岳を五番関からちょこちょこっと登ることにした。
家を出たのが既に9時。
今日は川上村の高原から五番関への林道を走る。
洞川からの距離に比べてこちらの方が遥かに長いのだけれど、橿原からだと結局同じぐらいの距離になる。(多分)それに、こちらからの登りが結構気に入っている。
高原の集落のはずれから、左に高原川を隔てて大所山(百合ヶ岳1346m)らしき山が見える。五番関から少し南の大峰の主稜線から北北東に向かって延びる大きな尾根上のピーク。
名前を知ったのはつい最近なのだけれど、いつか登ってみたいと思っている。
高原を過ぎ、見事な杉の林立する中、本谷に沿って緩やかに上っていく。
谷を見下ろすと、大きな岩の間を白い飛沫をあげて清冽な水が流れ落ちている。谷に枝を伸ばす木々の緑も瑞々しい。
道は谷から離れ、右の山腹を大きく絡みながら高度をどんどん上げていく。
大所山から大峰主稜線(奥駈道)へと連なるごつごつした尾根が真横に見える。
大天井滝を右に見ると、五番関トンネルはすぐ。 |