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ルネのきままなアトリエ
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上:コツブリ山より白山  下:大滝




福井県勝山市:1307m

 2006年6月25日(日) 
    晴れ
 夫と


白山の南西、水芭蕉の群生地で有名な取立山。薄曇りながら、山頂から残雪を頂いた白山の眺めが圧巻でした。
コース 広域地図  詳細地図
 8:15 東山いこいの森駐車場
 8:40 大滝
 9:43〜9:50 コツブリ山
 9:55 取立平(水芭蕉群生地)
 9:59 取立山避難小屋
10:20〜11:22 取立山山頂(昼食)
12:30 駐車地

30年も前のこと、「山と渓谷」のグラビアで取立山の水芭蕉の写真を見たことがある。
残雪と、青い空を映した清冽な水に白い妖精のような花。それに、山頂から眺める残雪の白山。
登ってみたいと思った。
が、当時は山へのアクセスは電車とバス。
信州方面の名の知られた山と比べると、登山口までが遠すぎる。

サークルの後輩に大野市出身の人がいて、取立山のことを訊いてみた。地元の人たちには身近な山だったようだけれど、わざわざ遠い所から出かけるほどでも・・・ってニュアンスの返事だったように記憶している。

以来、数十年が経過。
昨年「我が道を行く!」のwolfgangの記録に取立山の名前を見つけた時には、懐かしい旧友に再会したような気がした。もっとも、wolfgangさんはその山名に、もっと違った意味で親近感を抱かれたらしいけれど・・・(;^_^A

水芭蕉が終わった季節に登る人なんかいるんかいな・・・と思い、出かけた。
薄曇りながら、山頂は白山の眺めを楽しむたくさんの登山者で賑わっていました。



実は、取立山に登ろうと決めたのは夜中2時に自宅を出発してからのことだった。
前日の24日は梅雨の中休みの快晴。
夜、「風花的日常」の風花さんが、白山から南に連なる稜線上の銚子ヶ峰に登られたことを知り、俄然登ってみたくなった。
どうしても残雪の白山が見たかった。

銚子ヶ峰にするか取立山にするか、針ICから名阪国道を走りながら迷い続ける。
コースタイムを比べると、銚子ヶ峰の方が断然長い。バテるかも・・・。膝の調子も良くないし・・・。

でも・・・どちらも捨てがたい・・・。
優柔不断な性格なのだ。例えば、1000円のT シャツ一枚を買う時でさえ迷いに迷ってしまう。有り余るお金があれば迷うことはないけれど・・・。その代わり、家中モノで溢れかえってしまうだろう。

横道にそれた。
上野の手前で相方が決めてくれた。
「歩く距離が短い方」・・・単純明快だ・・・(^〜^;)



名阪国道を上柘植で下り、八日市へ。八日市ICから名神、北陸自動車道へ。途中一時間ほど仮眠。福井北ICで下り、国道416号。
勝山で国道157号に入る。

空全体に雲が広がっているけれど、正面に残雪を頂いた山塊が見えてくる。白山だ!
山頂からの展望に期待が持てる。

登山口の東山いこいの森駐車場に着いたのが8時前だった。

水芭蕉も終わってるし、登山者は少ないやろし、集金のおじさんもいないかも・・・と言いながら駐車場着。
広い駐車場には10台ほどの車が停まっていた。ほとんど石川と福井ナンバー。
と、向こうからオジサンが走ってきた。500円を払う。

おじさん曰く、今冬は豪雪で雪融けが遅く、5月の連休でも上まで除雪が出来ないほどだったらしい。水芭蕉も10日ほど前まで咲いていたとのこと。
登山コースについて尋ねると親切に説明してくれ、先年の関学WVの遭難の時の様子なども話してくださった。

東山いこいの森駐車場


身支度を整え出発。
大滝コースからコツブリ山に登り、取立山を回って帰る予定。すぐに右に取立山への道を分け、左に道をとる。

大滝まではほとんど登りのない平坦な道が続いている。

濃い緑に埋め尽くされた登山道に、谷ウツギのピンクの花が美しい。もう終わりかけなのか、かなり色褪せていたけれど。

左の谷の音が次第に大きくなり、大きな水音が聞こえてきたと思うと、正面に大滝が見えた。


道沿いに谷ウツギが目に付く


なかなか壮観・・・大滝

大滝の滝壺近くまで下り、滝の右手の岩場を登る。
ほんの数メートルだけど、ロープや針金が渡してある。
滝の上に出て、10分ほどで右岸に渡る。
渡渉する側の岸にピンクのヤマボウシが咲いていた。

白い飛沫を上げ流れ落ちる・・ 岩場の登り 谷を渡る

渡渉後、いよいよ上りが始まる。
幾度か折り返しながらどんどん登っていく。
薄紫のコアジサイがたくさん目に付く。ヤマツツジはもう終わりかけのようだけれど、高度が上がるにつれて鮮やかさがさが増してくる。
しんどいけれど、傍らの花々が目を楽しませてくれる。

登るにつれ視界が広がってくる。
右手を仰ぐと、取立山からコツブリ山への稜線が連なっている。


広い登山道 仰げば取立山(右) 振り返れば勝山平野

コアジサイ ヤマツツジ サワフタギ・・かな?

コツブリ山の東尾根に出たところで小休止。
目の前にコツブリ山から取立山への稜線が横たわっている。山頂に向かって広い尾根道が続いている。
勝山平野方面の眺めも素晴らしい。

尾根に出る 広々とした道が続いている   左:コツブリ山  右:取立山

道の両側にヤマツツジの茂みが続く。
下で見たものより色が鮮やか。この辺の花たちも例年よりずっと遅いのだろうか。
少し先で階段になり、コツブリ山山頂手前でジグザグの上りが少し続く。
階段の側でササユリの蕾が一輪。
後にも先にも見かけたのはこの一輪だけだった。

上から下りてきた中高年の登山者3人とすれ違う。
今日始めて出会った登山者。

コツブリ山まではすぐだった。
ピークの手前で右に取立山への道が分かれる。
その道標の足元に、イワハゼ(アカモノ)が可愛らしい姿で咲いている。
シャッターを切っていると、先にピークへ行った相方の声が聞こえてきた。

お〜い、すごいぞ〜!見えるぞ〜!!

慌てて茂みの向こうの山頂広場に行ってみる。
うわ〜!!すごい!!

目の前に残雪の白山がどっしりと横たわっていた。
右には別山。

コツブリ山より白山

素晴らしい眺めを前に、満足げな笑みをたたえる母さん・・・今なら少々のことなら許す!

山は人を寛容にする・・・こともある・・

白山と別山

ひとしきり眺めを楽しんでいると、単独の女性がやってきた。
私たちが駐車場に到着した時に出発していった方だ。取立山から登られたらしい。早い!
少し言葉を交わしたが、ザックをおろすこともなく下山された。なかなか逞しい。

山頂から、取立山に道を辿る。
水芭蕉群生地はすぐ先を左に入ったところ。少し覗きに行ったけれど、白い花は跡形もなく、緑の葉っぱが巨大化していた。(ちなみに、水芭蕉の花に見えるのは、仏炎苞(ぶつえんほう)といわれる部分らしいです)

水芭蕉の葉


ツマトリソウ


イワハゼ(アカモノ)
名古屋近辺ではアカモンですと・・・
何だか師匠に怒鳴られているような気もします・・・(汗)

取立平の避難小屋もすぐそこだった。
かなりがっちりした小屋。
この辺の積雪は半端なものじゃないと思うけれど、冬の間は雪に埋もれるんだろうな。
中を覗いてみると、結構広かった。驚いたことに、小屋の中にトイレがあった。

取立平避難小屋

避難小屋から取立山までは緩やかな上り。
登山道沿いに種類は少ないけれど、アカモノを初めとして小さな花が目を楽しませてくれる。

取立山に向かって・・・

マイヅルソウ アザミ  ハエが・・・クリックで大

山頂手前の上りで、再び白山が背後に姿を見せる。
う〜ん、見飽きることないな〜・・・。
振り返りつつ登っていくと、上から声がしてきた。山頂だった。


再び背後に白山が・・・

山頂はなだらかな広場。遮るもののない眺めが広がる。登山者が数名休憩していた。
三角点は数十メートル先にあるらしい。
まだ10時半にもなっていないけれど、早々と下山しても仕方ないのでここで昼食にする。
その間にも次から次へと登山者がやってくる。

何人かと言葉を交わしたが、石川県と福井県の人ばかりだった。
近くにいい山がたくさんあっていいですね、と言うと、ある方は唐松岳にも日帰りでピストンできるとおっしゃっていた。

う〜ん、羨ましい限りだ。

取立山山頂から白山

山頂からの眺め  左にコツブリ山が見える  右に赤兎山への稜線

雄大な眺めを楽しみながら食事をする。
先ほどのコツブリ山が小さく見える。そして、赤兎山へと連なる稜線。

駐車場のオジサンの話では、赤兎山へは積雪期以外は登山ルートが分かりづらく、縦走は無理とおっしゃっていた。ヤブがひどいらしい。ま、今の私には無縁の話だけれど・・・。

賑わう山頂 豪華ラーメン!!
焼き豚・ワカメ・キャベツ入り

山頂の賑わいに別れを告げ、取立コースを下山する。山頂から西に派生した尾根を下っていくことになる。
見晴らしの良い広々とした稜線をしばらく行く。
左前方は経ヶ岳か、大きな山塊が見える。

100メートルほど先に三角点があった。


経ガ峰 三角点のある山頂 広い登山路

道は次第に傾斜を増し、ジグザグを繰り返しながらどんどん下っていく。
左正面にずっと経ヶ岳が見えている。
右手前方には勝山平野の向こうに大日山が横たわる。標高は1368メートルと高くはないけれど、堂々とした山。

大日山を眺めながら・・・ 整備された広い道を下る

ヤマボウシ咲く道をなおも下ると・・・

駐車場が見えてきた・・・向こうに大日山

駐車場に戻ってきたのは12時半。
車は倍ほどに増えていた。

山へ行くほどに、登りたい次なる山が現われる。白山を筆頭に経ヶ岳、銚子ヶ峰、大日山、荒島岳、能郷白山・・・・。

もう少し強靭な膝があれば・・。
それに、体力。それと、お金。それと、時間。それと、快く送り出してくれる理解ある家族。それと運転手と荷物持ち。・・・そうだ、新車でなくてもいいから(謙虚さが光る!)四駆車が要るな。
それだけさえ揃えば何とかなると思うのだけれど・・・。




朝よりかなり雲が分厚くなってきたけれど、家路に就くには時間も早く、何だかもったいない。
そこで、白山の登山口別当出合まで偵察がてら車を走らすことにした。市ノ瀬から先の林道は2日前に一般車が通行できるようになったばかり。

別当出合の駐車場には、たくさんの登山者の車が停まっていた。

市ノ瀬のビジターセンターで山の様子を尋ねると、今年は例年になく雪が残っており、今の時期はまだ完全に春山だとおっしゃっていた。
本格的な夏山シーズンまでにどれくらい雪が融けるかは、まだ分からないとの話。

帰りに県立勝山恐竜博物館にも立ち寄った。なかなか見ごたえのある面白い施設だった。入館料500円なり。



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