30年も前のこと、「山と渓谷」のグラビアで取立山の水芭蕉の写真を見たことがある。
残雪と、青い空を映した清冽な水に白い妖精のような花。それに、山頂から眺める残雪の白山。
登ってみたいと思った。
が、当時は山へのアクセスは電車とバス。
信州方面の名の知られた山と比べると、登山口までが遠すぎる。
サークルの後輩に大野市出身の人がいて、取立山のことを訊いてみた。地元の人たちには身近な山だったようだけれど、わざわざ遠い所から出かけるほどでも・・・ってニュアンスの返事だったように記憶している。
以来、数十年が経過。
昨年「我が道を行く!」のwolfgangの記録に取立山の名前を見つけた時には、懐かしい旧友に再会したような気がした。もっとも、wolfgangさんはその山名に、もっと違った意味で親近感を抱かれたらしいけれど・・・(;^_^A
水芭蕉が終わった季節に登る人なんかいるんかいな・・・と思い、出かけた。
薄曇りながら、山頂は白山の眺めを楽しむたくさんの登山者で賑わっていました。 |