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ルネのきままなアトリエ
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   〜霧氷と小春日和の山頂〜
           
奈良県上北山村   標高:1780m
2007年12月20日(木) 
晴れ  単独


▲山頂手前

予想したより気温が高く、登山道の雪はかなり融けていた。
が、奥駈道出合から山頂までの100メートルは霧氷のトンネル。

ぽかぽか陽気の山頂からは、重畳と連なる紀伊山地の山並みが広がる。

今日の幸運に感謝!の一日。

コース 広域地図         ルート地図
 9:55 和佐又ヒュッテ
10:55 日本岳のコル
11:05〜11:15 石の鼻
11:30 小普賢岳
12:05 奥駈道出合
12:10〜13:00 大普賢岳山頂
13:40〜13:50 石の鼻
14:40 和佐又のコル
14:52 和佐又山
15:10 和佐又ヒュッテ
map


12月の大普賢岳に登るなんて今まで考えたこともなかった。

3日前に明神平で出会ったご夫婦、冬の大峰もよく歩いていらっしゃるらしい。
先日も大普賢に登られたとのことで、いろいろ情報を頂いた。

前日仕事の休憩時間に、あちこち電話をかけ問い合わせ。
今なら行けるかも・・・。

朝、予報どおりの晴れ。
後1、2回も雪が降れば、もう私なんかの手に負える山じゃなくなる。
「今日を逃すともう登れない!」とばかりに家を飛び出した。



●和佐又ヒュッテ  (9:55)●


和佐又ヒュッテ


眩しいばかりに太陽が降り注いでいる。

ヒュッテの奥さんに声をかけ、駐車料金1000円支払う。
聞くと昨日は5,6人登られたらしいが、今日は誰も入山していないとのこと。
この後やってくる人はいないだろうな・・。
ちょっと寂しい山になりますわ(>_<;)

見返り台地から、大普賢山頂が少し白い。
この陽気では、辿り着いた頃には融けてしまっているかも・・・。

見返り台地から大普賢


林の中は雪道

和佐又のコル


▲見事なブナの間を縫って尾根を辿る
和佐又のコルに出ると、雪はすっかり融けていた。
裸の木々の間から、薄っすら白い弥山・八経ヶ岳が見える。

右に緩やかに尾根を辿る。
青空が眩しいくらい。

日陰の道には融け残った雪が。

尾根道から、日本岳稜線下の断崖の巻き道へ。
4つの窟が連続して現われる。

窟の天井からぶら下がるツララからは、ぽたぽたと雫が滴り落ちている。



▲シタンの窟


 ▲朝日ノ窟

笙ノ窟に出てきた。
いつもながら、ものすごい迫力でそそり立つ断崖に圧倒されます!


▲鷲ノ窟
続いて鷲ノ窟。

ここのオーバーハングもすごい!
いつか、あの出っ張りが自身の重さに耐えかねて崩壊・・・なんて日もあるかも・・。

ここで左に無双洞に下る道を分ける。



この辺りから、だんだん雪道になる。


日本岳のコルへの登りは日陰の岩場で、
やっぱり凍結。慎重に登る。



●日本岳コル (10:55)●



正面に山上ヶ岳への稜線が望める。
雪は余りないみたい。


左折。ここから梯子の連続する尾根道が始まる。
石の鼻までは、北に回りこむと雪道。
日当たりの良い南側は融けてしまっていた。


●石の鼻 (11:05〜11:15)●


左:孔雀岳・仏生ヶ岳  右:八経ヶ岳・弥山  手前のドームは行者還岳






大普賢山頂北側は少し白い
果たして霧氷は・・





▲しっかり雪道
石の鼻からは完全に雪道。
が、ベタ雪なのでアイゼンなしで様子をみる。
スリップに注意しながら慎重に登る。


●小普賢岳  (11:30)●

▲コルへの下り
石の鼻から15分ほどで小普賢岳。


鞍部までの下りはアイゼンを着けた方が良さそうだ。
で、アイゼン装着。

▲鞍部から大普賢岳南斜面を望む

大普賢岳南面は日陰に雪が散見する程度。

さあ、これから一登りだ!

山道はしっかり雪で覆われているけれど、日当たりの良い箇所の鉄梯子の雪は融けている。



      ▲梢から雪がバラバラ降ってくる

▲アイゼンで無雪の梯子は特に注意
雪の融けた鉄梯子の歩きにくいこと!

アイゼンの爪を引っ掛けないように、
ステップの奥行きの狭い梯子は特に注意して、
登る登る!

▲もうすぐ奥駈道出合
奥駈道手前辺りから、ようやく木の枝も雪化粧。


●奥駈道出合 (12:05)●

小普賢岳から30分余りで奥駈道に出る。
左折。

・・途端に・・・

うわ〜!!
夢のような斜面が広がっていた!

山頂までの100メートル、真っ青な空に純白の氷の華のシルエット・・



余りの神々しさに、言葉もなし・・。




ふと足元を見ると、つい先程付いたばかりの登山者の足跡。
山上ヶ岳方面からやって来たのかな・・?
山頂で出会えるかも・・。




●大普賢岳山頂 (12:10〜13:00)●

山頂には誰もいなかった・・。

無風。
紺碧の空。
雪面に降り注ぐ暖かい陽射し。


山頂


八経ヶ岳方面(クリックで大)


大台から南にかけての眺め(クリックで大)


北に稲村ヶ岳


西の眺め・・弥勒岳方面



山頂独占!!
何て贅沢なんだろう・・



先程の足跡は、水太覗の方に下っていっている。
パンとスープの簡単な食事後、
水太覗に下ってみることに。

・・が、雪の多い急斜面。
トレースも頼りなく、一足ごとに雪がサラサラ崩れ落ちる。
登り返しのしんどさを思い途中で引き返す。



水太覗への下り



気が付くと、山頂に着いてから1時間近くも経過していた。
山頂を後に奥駈出合まで戻ってくる。

が、下山の前に、やっぱり北斜面の巻き道を偵察しておかないと・・。


巻き道にはトレースなし
動物の足跡だけが、ぽつりぽつりと続いている


少し先まで歩いてみる。


霧氷の向こうに稲村ヶ岳

この先は、木々に雪が覆いかぶさり雪まみれになりそう。


奥駈道出合へ引き返す




▲一層雪融けが進んでいる
下りは、無雪の鉄梯子は一層の注意を要する。
登りよりずっと、アイゼンでは歩きにくいこと!

▲日陰は凍結
が、日陰の斜面はやはり凍結。急傾斜。
アイゼンをはずせない。

▲続く鉄梯子

●石の鼻 (13:40〜13:50)●

石の鼻まで下ってきて、やっとアイゼンをはずす。
もう一度展望を心行くまで愉しむ。

空の青さが一層増してきたような気がする。


あれ?小さな仏様が安置してある!
と思ったら・・

クリスタルの仏様・・鷲ノ窟にて


▲手招きしているような和佐又山

●和佐又のコル (14:40)●

和佐又のコルに下ってくると、目の前にドーム状の和佐又山が見えていた。


ここにはまだ登ったことがない。
山頂を回っても、それほど時間もかからなそうなので、行ってみることにする。

▲自然林に覆われた斜面

和佐又山山頂は、自然林に囲まれた広場。
冬枯れの木立の合間から、大普賢岳が見える。

南は、木立の切れ間から大峯南部が見渡せた。

▲山頂の向こうに大普賢岳

▲スキー場の向こうに大普賢岳
山頂から、雪道を和佐又ヒュッテに下る。

和佐又のコル付近からずうっと、ワンワンと犬の鳴き声が聞こえていた。
和佐又スキー場の斜面が見下ろせるところまで下ってくると、広場の真ん中に例のワンちゃん。

こちらに向かって吠え続けていたんだった。



春よりずいぶん大きくなったね!


小躍りして出迎えてくれました!
こ、これ!跳びかかるな!!・・って!





冬の大普賢なんて、私の手に負えるものじゃない。
そう思っていたけれど、幸運に恵まれ12月の大普賢岳に。
思ったより雪は少なかったものの、美しい霧氷を見ることもでき感動の一日だった。

その夜、時々ブログを覗かせていただいている「森でRIKA+お」ご夫妻が、偶然にも前日、大普賢に登られていたことを知る。
登山路の雪も多く、山頂からの眺めも素晴らしかった様子。
ブログの美しい写真を拝見して、2日連続の大普賢岳を愉しませていただきました(^-^)v

次に登るのは・・・芽吹きの頃かな・・。




森の中の小さなクリスマスツリー
(奥駈道出合にて)



※蛇足ながら、1月から2月にかけて厳冬期の大普賢は熟練者でないと近づけないようです。
また、春先でも雪が腐ってくると、かなり危険だということですので念のため・・。






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