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ルネのきままなアトリエ
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〜信州スノートレッキング三昧3泊4日(得々プラン) 第2日目〜


長野県茅野市 北横岳:2471.6m
2007年2月23日(金) 


▲三ツ岳の稜線を行く

雪ととガスで展望ゼロ。締まった雪。アイゼンのみでスノーシュー出番なし。吹雪の中、三ツ岳から雨池山を回る。誰にも出会わず。
景色を楽しむことはできなかったけれど、冬山を歩いた!という満足感。
コース 広域地図     コース詳細地図
10:00 ロープウエィ山頂駅
10:11 坪庭
10:48 三ツ岳・雨池山分岐
10:54〜11:02 北横岳ヒュッテ
11:19〜11:21 北横岳山頂
11:37 三ツ岳・雨池山分岐
12:00 三ツ岳
12:25〜12:40 鞍部
13:12〜13:17 雨池山
13:40 雨池峠
13:50〜14:17 縞枯山荘
14:34 山頂駅



さて、信州スノートレッキング2日目。
今日はいよいよ北八ヶ岳の横岳に登る。
ピラタス横岳ロープウェイで坪庭まで上り、そこから山頂まで1時間ちょっと。
夏場ならスニーカーや、ともすればサンダル履きの観光客が山頂まで足を延ばしたりするところ。

けれど、冬季はそんなわけにはいかない。仮にも2500メートル近い標高の山。
甘く見ると怖いしっぺ返しを食らわないとも限らない。
事前に情報を集め、それなりの準備をしているつもりだけれど・・。




朝起きると外は雪が舞っていた。白樺湖の向こうの蓼科山は厚い雲の中。
天気予報では今日は雨。午後から荒れると言うことだった。
う〜ん、どうするべきか・・。



ビーナスラインをピラタス横岳ロープウェイに向かう。白樺湖からは車で20分弱。
除雪された路面は、ところどころ凍結しているところもあるものの、全く問題なし。

晴れていれば木立の上に間近に蓼科山が聳えているけれど、それも雲の中。


ビーナスラインを走る・・蓼科山は雲の中


ロープウェイ乗り場に着いた時には、相変わらず重い雲が垂れ込め、チラホラと雪が舞っていた。平日の駐車場は車もまばら。
・・が、10分もしないうちにさあっと雲が途切れ、青空が覗きだした。眩い陽射しが降り注ぐ。

あれ?もしかして、お天気、回復するの・・?
まさかとは思いつつ、でも、山の天気ってホントに分からないもの。今まで良くも悪くも何度予想を裏切られたことか・・・。

切符売り場の方に聞くと、山頂は雪。
横岳への道はこの数日雪が降っておらず踏み固められており、アイゼンがないと歩けない(・・と、山小屋の方から聞いている)とのこと。



晴れ間が見えてくる

ま、とりあえず上まで行ってみるか・・ってことになり、ロープウェイに。
往復料金1800円なり。
ロープウェイは今の時期、始発が9時。20分間隔で運行している。(翌日は連続運転でした)

9時40分発に乗車。
100人乗りのロープウェイには14,5人余り。スノーシューの姿もチラホラ。ほとんどはスキーヤーみたい。

標高1771mから2237mの山頂駅まで標高差466mを7分で登る。
乗っている間に青空はまた雲に閉ざされてしまった。
ロープウェイの下はなだらかなゲレンデ。
このロープウェイ、他のところと比べると、勾配がとても緩やかに思える。

標高差もそれほどないし、何だか高いお金を出して乗るのはちょっともったいない気がする。
北八ッは、夏場なら大河原峠や麦草峠まで車で登れるし、結構子どもを連れてうろうろしたけれど、ロープウェイに乗るのは今回が初めて。(ちなみに、その昔も既にこのロープウェイはありました)



●山頂駅出発(10:00)●


山頂駅前・・向こうの台地が坪庭


山頂駅から向こうに台地状の坪庭が見えている。
遠望はないものの、左には北横岳が、そして、坪庭を挟んで縞枯山も。

スキーヤーに交じって早速スノーシューを着ける人もいるけれど、が、ここは様子を見ることにして、何も着けずに坪庭まで。
5分ちょっとの登り。


吹きさらしの坪庭は結構風が吹いている。
横岳に向かってシャッターを切っている間に、振り向くと縞枯山はガスに隠れて見えなくなってしまった。


そして、瞬く間に横岳もガスに包まれた。
展望は望めないだろうけれど、予定通り横岳まで登ることにする。




坪庭を行く


横岳から三ツ岳への稜線  (左端のピーク:北横岳・・右端:三ツ岳)


坪庭の端でアイゼンを着ける。
前後にいたスノーシューの人たちは坪庭散策コースに行ってしまったのか、姿が見えなくなった。

少し下ってそこから樹林帯の登りが始まる。





ジグザグに高度を稼ぐ
樹林帯を行く

坪庭から30分ちょっとで三ツ岳との分岐に。
右に行けば三ツ岳から雨池峠に周回して山頂駅に戻ってこれる。
とりあえず横岳山頂めざし左へ。

程なくガスと吹雪の中に北横岳ヒュッテが見えてきた。
ロープウェイ駅に「本日は北横岳ヒュッテに宿泊は出来ません」の看板が出ていたけれど、玄関ドアも固く閉ざされており、誰もいない様子。
横のトイレは開放されて、使えるようになっていたけれど・・。

う〜ん、残念。小屋が休みなんて・・。
実は、北横岳のバッチが欲しかった。このヒュッテでしか手に入れることが出来ない。
また次回出直して来なあかんな・・・。いつになるか分からんけど・・。



三ツ岳分岐 北横岳ヒュッテも雪の中

ヒュッテからはちょっとキツイ登り。直登気味にぐんぐん登る。
・・が、それも10分ちょっと。木が途切れて、南峰に飛び出した。
強い風とガス。
展望全くなし。

そして、すぐ隣が北峰。



ヒュッテから山頂へ(写真で見るよりかなりの傾斜です)



●北横岳山頂 2471.6m(11:19〜11:21)●


山頂にて


気温はそれほど低くはないけれど、かなり強い風。周りをガスが渦巻いている。
すぐに山頂を後にする。


早々に下山


●三ツ岳と坪庭分岐 (11:37)●

三ツ岳との分岐まで戻るが、このまま坪庭に戻るのもちょっと物足りない。三ツ岳を回ろう・・ということに。
・・が、この後あわや「北八ッ彷徨」か・・・ということになろうとはこの時は想像もしなかった。







ほとんど起伏のない平坦な稜線をしばらく行くと、ガスの中にごつごつした岩が見えてきた。
ところどころ消えかけたトレースを慎重に見極めながら進む。昨日はロープウェイが運休していたし、今日歩いた跡でもなさそう。一昨日以前のものか。


ガスの中に岩が見えてくる。 相変わらず雪と風



吹雪の中に三ツ岳の岩稜が・・


●三ツ岳 (12:00)●

三ツ岳の三つ目の岩頭まで来て、完全にトレースが分からなくなってしまった。雪のない時ならば岩に付いたペンキマークが頼りになるけれど、それも雪で隠されてしまっている。

岩頭の端まで来て下り口を探す。ちょっと下の方の雪面にトレースらしきものが見えるけれど、慌てて下ってもし違っていたら登り返しがしんどい。
こんな時は一呼吸置くことが肝心。
小休止して熱いお茶と飴を口に入れ、地図とコンパスで慎重にルート検討。



三ツ岳の岩場を行く


一休みした後、南よりの岩陰にリードを見つけた。
さあ、そこから雨池山との鞍部までの下りと言ったら、距離は短いものの、真っ逆さまに落ちていくような道だった。
当然、写真はありません。

(この下り、もう少し気温が低く雪面が凍っていれば、軽アイゼンでは無理です。今日のような比較的気温が高くても登りには前爪は絶対必要。)



●三ツ岳と雨池山鞍部 (12:25〜12:40)●

鞍部の樹林帯の中で雪と風を避け大休止。
雨池山へは樹林の中30分ほどの登り。

林の中の6畳ほどの広場の端に雪に半分埋もれた標識が立っていた。


●雨池山 (12:12〜12:17)●

雨池山山頂・・のようです
積雪は1メートルぐらいかな?



スノーシューを着ける


雨池峠へ下る


下に薄っすら雨池峠が見えてくる

急な下りですが、さっきのに比べると・・楽勝(;^_^A



●雨池峠 (13:40)●

雨池峠は丁度風の通り道になっているのか、西から強い風が吹き付けていた。
右に風に向かって縞枯山荘にトレースのない雪面を進む。



吹雪の中の雨池峠



●縞枯山荘(13:50〜14:17)●





山荘で

縞枯山荘にて暖かいストーブの側で美味しいコーヒーを頂く。
お兄さんによると、前日、最低気温マイナス26度を記録したとか。


●山頂駅(14:34)●


朝の山頂駅前も・・→→→

→→→すっかりガスの中




■全くどうでもいいオマケ■


時間を持て余していらっしゃる方がありましたらお読みください。
え?おらん・・って?・・・う〜ん・・(×_×;)



北八ッ・・.と言えば、「彷徨」と言う言葉が浮かぶ。

「北八ッ彷徨」。山口耀久(あきひさ)著の随想集。山の古典とも言うべき作品。

学生時代、その「北八ッ彷徨」の言葉に惹かれて、晩秋、大河原峠から中山峠を経て稲子湯まで縦走したことがある。

小屋泊まりとはいうものの、お金がないので自炊。ホエーブス(ガソリンコンロ)も重く、当時はシュラフやエアーマットもしっかり担いでいった。オマケに、今とは比べものにならないほど重かった(;_;)。

登山口の蓼科温泉の親湯から雨の中、ずぶ濡れになりながら、重いキスリングを担ぎ登ること1時間半
ひょいと飛び出したところは車がびゅんびゅん行き交うビーナスライン竜源橋。

車の途切れるのを待って横断。
よ〜し、ここからがいよいよ北八ッの核心部だ・・・と、更に登ること3時間余り

・・が、やっと辿り着いた峠にはバス停が・・。
なんや、イメージとは全然違う・・・ような・・・。
こんなんやったら、バスを利用して楽して登った方が良かったかも・・・。

事前に調べたのかどうかは覚えていないけれど、バスが通っていても利用するには関西からでは不便すぎたのかもしれない。

マイカーを使うようになった今は、大河原峠や麦草峠まで車で一登り。
アクセスに無駄な(?)時間と労力を使わなくても、手軽に北八ッの核心部を味わうことが出来る。

でも、ぐっしょり濡れながら無駄とも思えるその長い山道を辿った日を、懐かしく思い出すのは、過ぎ去ってしまった遠い青春時代への郷愁からか・・。
今でも、雨に煙る天祥寺原の落葉松林と、そぼ降る雨音が聞こえてくるような気がする。

(うるうる・・・と、既に遠い目のルネオバ・・・。
・・が、昨夜はおろか、朝食べた物の記憶さえ思い出せない情けない自分のことは頭にはない・・・(^▽^;)>゛)




北横岳南峰にて



双子池にて
・・ルネオバにもこんな時代があった・・(;´_`)




■もひとつどうでもいいこと■

ところで、北八ッで思い出したけど、当時大事にしていた串田孫一の「山の断想」。ワンゲルの仲間に貸した。・・・が、まだ返してもらっていない・・(;_q)。
昨年、数十年振りに、その仲間に会う機会があった。
再会はもちろん懐かしいのだけれど、顔の前に本がちらついて見えた・・。
・・・言えるわけ、ないわなぁ・・・。

皆さん、長い間借りたままになっているものがありませんか?
借りた方はうっかり忘れてしまっていても、貸した方
はいつまでも忘れられず、また、そんなつまらないことをいつまでも覚えている自分に自己嫌悪を覚え、苦しんでいるのです。
・・気をつけましょうね!!

・・本、返して・・・
(;_x)





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