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ルネのきままなアトリエ
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             〜天上のスノーシュートレッキング〜
     
蓬莱山:滋賀県大津市:標高1174m
2008年2月25日(月) 

単独



▲小女郎ヶ池

琵琶湖の西岸、屏風のように連なる比良山系。
その中心部山頂にあるびわ湖バレイスキー場から小女郎ヶ池へ、深雪のスノートレッキングを楽しんできました。

眼下に琵琶湖。
その向こうに真っ白な伊吹から鈴鹿の連なり。
南に比叡山。
西には幾重にも重なる京都北山。
トレースの無い新雪にどかどかと踏み込む爽快さ。
氷結した上に厚く雪を被った小女郎ヶ池。
楽して、スノーシュートレッキングをを満喫した一日でした。

本当は、比良山系南の端の権現山から登ろうと家を出たのですけどね・・。




前夜の天気予報。
全国的に穏やかな晴れ間が広がるという。
この冬ほとんど毎日雪マークの比良山方面も晴れマーク。

今や!

比良には、昨年武奈ヶ嶽に30年ぶりに登ったけれど、それ以来またしてもご無沙汰している。
我が家からだと中途半端に遠い。京都市内の渋滞も厄介。やっぱり縁遠いままだった。

武奈ヶ嶽もいいな・・と思ったけれど、「ぼちぼち山歩記」の和たんさんが20日に権現山から小女郎ヶ池に行かれたのを読み、俄然興味をそそられた。
相方のスタッドレス(の車)を借りれることになった。
これでアクセスも大丈夫!(多分・・)
よっしゃーー!!30数年ぶりの小女郎ヶ池や!!

コース 広域地図    コース地図             
11:35 琵琶湖バレイ山頂駅
12:05 蓬莱山
12:30 小女郎峠
12:35〜12:55 小女郎池(休憩)
13:20 ホッケ山手前ピーク
13:50 小女郎峠
14:15〜14:30 途中のピーク(休憩)
14:45〜14:50 蓬莱山
15:15 山頂駅


※以下しばらく、びわ湖バレイに辿り着くまでのあれやこれや
パスされる方は●ここ●をクリック(いつもながら親切・・)




朝、夜が明けきらぬうちに、寝ぼけマナコのワンコをたたき起こし散歩。
それでも、自宅を出たのはもう6時を過ぎていた。
空全体に厚い雪雲が広がっている。

宇治から山科でやっぱり渋滞にひっかかる。
山科から西大津バイパス(R161)で滋賀県に入ると、一面の雪景色が広がっていた。
昨夜から今朝にかけて降った様子。

今日は湖西道路を真野ICで降りて、途中(地名です)から花折トンネルを抜け、旧道の登山口から権現山(比良山系最南端)経由で小女郎ヶ池に登るつもり。
(登山口 大津市葛川坂下町平)

湖西道路に入ると「真野よりチェーン規制」の表示。
坂本を過ぎた辺りから渋滞が始まる。
しばらくのろのろ動いていたけれど、そのうちぴたっと動かなくなってしまった。



真野ICの手前、仰木雄琴ICで前の車が渋滞に見切りをつけて降りたのにつられて、一般道へ下りる。

湖西道路へ戻そうとするナビに背き続け、見当をつけて走りR477の真野ICから途中への道に出る。
正面に見事に雪化粧した比良山。
日陰の路面は融け残った雪でカチンコチンだった。
が、R477はさすがに車の通行量が多いせいか融けていた。
一安心。



真野IC近くのコンビにまで戻り、買い物ついでにオネエサンに、スタッドレスの二駆で花折トンネルを越えられるか念のため聞いてみる。
「あ、大丈夫ですよ〜」
軽く答えてくれたのだけど・・・。


途中からR367を北上。
この辺りから路面に雪が見え始め、花折トンネル下の七曲付近から突然、完全に雪道になった。
カチンコチンに凍った上に更に10センチほどの積雪。
え、え、え?・・・どうしよう・・・

戸惑いながらも、アクセルを踏み続けるワタシ・・。
もう停まれない。
停まると、もう絶対動けない・・。
道幅は、雪のため車が対向できる幅しかない。
轍の間の雪に車の腹を擦りながら、ハンドルにしがみつきながらカーブを登る。

停まったらあかん・・停まったらあかん・・。
トンネル手前で数台の車が路肩に停まっていた。
チェーンを着けている。

あ、チェーン・・・。
・・けど、付けたことないし・・・。
(停まったらあかん、停まったらあかん・・)

頭の中で呪文のように繰り返し、トンネルに突入。
・・けど、出口は・・・。


トンネルの向こうは・・ま、当然といえば当然ですが・・雪道。
おまけに、灰色の空から雪が舞っている。

少し先のお茶屋さんの前に4,5台車が停まっている。
もう1台停められそうなスペースが目に飛び込んできたけれど・・・
・・あ〜あ・・通過してしまった。

ここから先は緩やかな直線の下り。
道の両側は雪の壁で、停車できる場所などなど無く、右に旧道(登山口)を見送り、尚ものろのろと下り、のバス停近くに広場を見つけやっと停車した。

10センチほど積った新雪を車を前後させ、ぎしぎし固めて駐車場所確保。
既に9時半。
今から小女郎ヶ池まで行けるやろか・・。
それに・・帰りの路面は大丈夫やろか・・。
もしこのまま融けへんかったら・・。
この上にまだ雪が積ったら・・。

迷いながらも、とりあえず身支度。

「ネエチャン、そこは除雪車が入るからあかんで〜
もっと端に寄せとき」
登山靴を片方履いたところで、近くで雪掻きをしていたオバチャンが声を掛けてきた。

靴を脱いで車を移動・・・させたら、私の中で何かがはじけた。

帰ろ!
山なんか止めて、帰ろ!
ここまでドライブに来たと思って帰ろ!



花折トンネルへの坂道を、またしても「停まらない、停まらない・・・」を念じながら上りきる。
ようやくトンネルを抜けると、少し先で前の車がストップしていた。
見ると、対向車がスタックして立ち往生。道を塞いでいる。
5,6人がかりでやっとのことで脱出するも、次から次へと登ってくる車が同じようにスタック。
こちらの車線は動かない。

結局ここで20分以上も待たされてしまった。


ベンツもスタック




大型トラックもスタック


真野ICまで下りて行く途中、振り返ると青空が広がり始め権現山が真っ白に輝いていた。
う〜ん、このまま帰るのももったいない・・。
え?ちょっと待って!
びわ湖バレイまでロープウェイで登る・・って手があったやん!!
そこから小女郎ヶ池まで行けるやん!!

思いつくと決断も早い。
R161を北上し、20分後にはびわ湖バレイの駐車場に到着していた。


●びわ湖バレイ駐車場到着 (10:40)●

(※びわ湖バレイ・・・駐車料金:1000円  ロープウェイ往復料金:1800円・・ちょっと高くありません?)

▲R161より見上げる打見山(中央)・・ロープウェイ山頂駅がある

平日なのに、えらい賑わいのびわ湖バレイ。
第10駐車場まで埋まっていた。
前日と前々日、(土日)強風と吹雪のため営業中止だったらしい。
嬉しいことに、駐車場から乗り場までシャトルバスが運行している。

で、この2月に開通したばかりとかいう最新鋭のロープウェイで、何と3分で山頂駅!
うおーー!
歩かずして1000メートル!
引き返して正解だったかも・・(^〜^;)


▲ロープウェイより琵琶湖を見下ろす

上るほどに、素晴らしい展望が広がる。
曇りがちだけれど、琵琶湖の向こうに真っ白な伊吹山、そしてその右に鈴鹿山脈。


山頂駅からゲレンデに出ると、たくさんのスキーヤーやボーダー。
積雪は2,2メートルとか。


北を見ると、ゲレンデの向こうに武奈ヶ嶽が横たわっていた。




●ロープウェイ山頂駅 出発 (11:35)●

スキーヤーやボーダー、雪遊びの家族連れで賑わうゲレンデ。
登山姿のオバサンはかなり浮いている。
案内所に、スノーシューでゲレンデを歩いてもいいか一応声を掛け出発。

正面に見える蓬莱山を目指して、ゲレンデリフトの外側を歩く。
新雪の上はスノーシューでも20センチは沈み込む。

左下に琵琶湖。
後ろの方に真っ白な伊吹山。
その右に連なる鈴鹿の山々。やはり白く雪化粧している。



▲蓬莱山に向かってリフトの側を歩く

リフトの乗客の怪訝な視線を背中に感じながら、すぐ側をとことこ歩き、蓬莱山との鞍部へ。
ここから蓬莱山へは高低差100メートルちょっとの登り。

ここはスキー場の柵の中、圧雪されたゲレンデを歩く。
ここでも、上から滑ってくるスキーヤーやボーダーの、
「邪魔やな〜・・何しに行くねん、このオバサン・・」ってな視線を感じながらとことこ登る。

それにしても、若いボーダーに交じって年配夫婦や熟年男性グループが結構目につく。
お金も時間もたっぷりの退職団塊世代の方々か。

つい先日、僅かばかりの小遣い稼ぎの口を失ったばかりのルネオバ。
あ〜、こんなところで雪アソビなんぞしていていいのか!?
老後はどうなる!!




●蓬莱山 標高:1174m (12:05)●

歩き始めて30分、蓬莱山山頂駅手前から、ゲレンデのネットをまたいで雪の斜面に入っていく。
眼下に胸のすくような眺めが広がる。

西から風はあるものの、大したこともなく暑くもなく寒くもなくなかなか快適。



 中央:比叡山  その手前右小さな白いピーク:ホッケ山


写真で見るより、かなり傾斜のキツイ斜面。
トレースが2本、下に向かって延びている。

小女郎峠までは、100メートルほどの標高差。
歩きたいところを勝手気ままに雪を蹴散らし、豪快に下る。





最初、ぐぐっと下って、後はだらだらと、ほとんど高低差の無い広々とした尾根歩き。

向こうからスキーを履いた熟年男性が独りやってきた。
小女郎ヶ池まで行ってこられたとのこと。
ここにも元気でリッチな団塊世代。




振り返れば、琵琶湖の向こうに伊吹山

更にしばらく行くと、単独の中年女性がスノーシューで登ってきた。

ルネオバと同じように、独りでウロウロしているオバチャンもいてるんや・・・
声を掛けたかったけれど、距離が空いていたので挨拶だけして行き違った。

下に標識。どうやら小女郎峠のようだ。





小女郎峠を見下ろす




●小女郎峠 標高:1080m  (12:30)●




峠から、若い男女が南へ斜面を登っていくのが見えた。
風で雪が飛ばされ、所々笹が顔を出している。

小女郎ヶ池はここから右(西)に。




笹の斜面を登っていく二人

琵琶湖方面・・小女郎谷道 

峠から平坦な道を5分弱で小女郎池らしき雪原が見えてきた。



●小女郎ヶ池 (12:35〜12:55)●



案内板も深い雪の下に埋もれて、上の部分だけが覗いている。
20日に和たんさんが来られてから、更に30センチは積ったようだ。


↓2月20日和たんさんの画像





氷結した上に雪が積り、真っ白な雪原が広がる。


ぼこぼこの跡はルネオバのものです(;^_^A


おずおずと足を踏み入れる・・が、やはり止めておく

小女郎ヶ池、その昔にも何度か来ているはずなのに、とんと記憶がない。
どんな池だったのか・・。

お腹も空いてきたけれど、コンロを出すのは面倒。
コンビニで買ったいなり寿司やパンなどぱくつく。

・・それにしても、山頂駅から1時間であっけなく着いてしまった。
当初の予定通り平から登っていたら、夏時間のコースタイムで3時間余りかかるのに・・。

ここで引き返すのも、物足りないな・・。
もう少しだけ南に尾根を辿ってみることにするか・・。








小女郎峠に引き返す。

独り歩む雪の上。



●小女郎峠 (13:00)●



笹の斜面を登る

さっきの二人はどこまで行ったんやろ・・。
権現まで縦走するんやろか・・。
など思いながら、峠から熊笹が顔を覗かせた斜面を登る。
・ここがなかなか難関で、ところどころ雪を踏み抜いて、太腿辺りまで熊笹の中に足を突っ込む。
はまると、抜け出すのに必死!
まるで落とし穴だ。

登りきったところで、先ほどの若い二人が食事をしていた。
同じく山頂駅から歩いて来たらしい。




石仏・・この辺りは雪が風で飛ばされている

これは何?・・ロープで囲んだ石

二人に別れを告げ、更に南へ。
ここから先はトレースは付いていない。
だだっ広い尾根で、ガスに巻かれるとちょっと怖そう・・。

ま、今日はその心配はまずなさそう・・。
新雪に初めて足跡を印す爽快感!




東にかなり大きな雪屁



振り返る・・先ほどの二人が・・




小さく右に左にうねりながら、ほとんど勾配のない広い尾根は続く。
が、東側の急斜面のところには、大きく雪屁が張り出している。
注意しながら出来るだけ西側を歩く。




振り返ると、雪面に自分のトレースだけが延びている



これくらい沈み込む(20センチくらい?)
帰りは緩やかな登りなので、ちょっとキツイかも・・




ホッケ山までは・・無理かな?






●ホッケ山手前ピーク (13:20)●

すぐ向こうに見えるホッケ山まで、地図で見ると400メートルぐらい。
尾根が東にカーブして、ちょっと下って登り返し。
行きたい気持ちは山々だけど、今日はここで引き返すことにする。

家に帰って、夕食の支度もワンコの散歩も待っているからね。
それに、夕方の渋滞も心配だし・・。





すぐ向こうに見えているけれど・・また出直してきますね!
今度こそ花折峠から!


左右に広がる大展望を満喫しながら、元来た道を引き返す。
緩やかな登り。
登りは、スノーシューに雪が載って結構重い。



▲伊吹山から鈴鹿山脈が端から端まで・・ちょっと霞んでいるのが惜しい!



▲西を見ると、やはり雪化粧した京都北山が連なる



蓬莱山のリフト山頂駅が見える。
遠くに白い西南稜を従えた武奈ヶ嶽。





●小女郎峠 (13:50)●


●休憩 (14:15〜14:30)●



スノーシュー上の雪が重い・・(>Д<)




ダイヤモンドのようにキラキラと・・




蓬莱山への最後の登り返し・・やっぱりキツイ!




振り返ると・・自分のトレースが遠くまではっきりと見えている。
ちょっと嬉しい!




●蓬莱山 (14:45〜14:50)●


360度の展望・・蓬莱山・・向こうは武奈ヶ嶽

賑わうゲレンデに戻ってきました。
蓬莱山の山頂、行きはパスしたので、一応覗きに行く。
勿論、三角点は雪の下でしたが・・。





●打見山 山頂駅 (15:15)●


蓬莱山を振り返る


またしてもゲレンデとリフトの側をとことこ歩き、打見山の山頂駅に戻ってきました。



ロープウェイから見る蓬莱山東斜面




花折峠からは登れなかったけれど、何ともまあ手軽に新雪のスノーシュートレッキングを味わった一日でした。

ところで、
「小女郎ヶ池」という言葉を思い浮かべると、何故かその上に「氷結の」って言葉が枕詞のように浮かんでくるんです。

帰ってからしばらくして、気がつきました。
「私を登山に連れてって」のスロートレックさんが、昨シーズン登っているんですよね。
そのレポのタイトルが「氷結の小女郎ヶ池から蓬莱山へ」
改めて読み返してみると、登られたのは丁度一年前の同じ日でした。

昨シーズンと今年とでは雪の量が全く違うのに、改めて驚きました。

次回は、やっぱり花折峠から権現山を越えて登ってみたいな・・と思う今日この頃です。


あ、帰り、山科でもちょっと渋滞。奈良市内でもしっかり渋滞。
自宅に帰り着いたのは7時半でした。

ワンコが痺れを切らして待ち構えています。
夕食の準備も大急ぎでしないといけません。
何も悪いことをしたわけではないのですが、食事を待つ家族の視線が背中に痛いです。

あ〜、シュフが遊びに出かけるのも、なかなか大変なことなんですよ〜!
特に私のように、完璧にシュフ業をこなしている気の弱い人間は・・・(ダレのことやねん・・!)

「いつでも呑気に山に行けていいですねぇ・・」
・・などと、万が一思っていらっしゃる方がいらしたらいけませんので・・念のため・・( ̄〜 ̄;)





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