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ルネのきままなアトリエ
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2008年6月7日(土) 
奈良県天川村:標高1563m
晴  単独


▲鉄山平 後中央:大普賢岳 右:行者還岳

5年前に山登りを再開してその名前を聞くようになって以来、登りたいと思い続けていた鉄山。
大峰山脈弥山から北に派生した尾根の途中に突き出た三角錐の山。

どうせ登るなら、弥山を周回したい・・と思っているうちに機会を逸していた。
周回するには体力なさ過ぎ。膝も心配。
それに弥山手前の修覆山付近の倒木地帯は、道も定かでなくガスに巻かれるとベテランでも迷うという。

ピストンならなんとか・・。


家を出たのが7時。
途中ガソリンスタンドやコンビニに寄っているうち、登山口の大川口(おおこぐち)に付いたのが9時過ぎになってしまった。

5台ほど車が停まっている。

今日は梅雨の晴れ間。明日の日曜は天気が崩れるとあって、支度をしている間にも次々に行者還トンネル西口に向けて車が上っていった。
コース 広域地図    コース地図             
 9:25 大川口
11:05〜11:10 ザンゲ平
11:30〜11:40 鉄山山頂
12:10〜12:20 香精山
12:25〜12:55 鉄山平
13:25 鉄山
13:45〜14:05 ザンゲ平
15:10 大川口
map※途中小休止省略




川迫ダムの向こうに聳える鉄山
昔は三塚と呼ばれていたらしい

登山口の看板

●大川口 (814m) (9:25)●

登山口のネットでよく見た例の看板。
「鉄山・弥山ルートは危険なので、絶対に利用しないで下さい」と呼びかけて、最後に「お願いします」と締めくくられている。

先日行者還の帰途、初めてじっくり読んだけれど、お願いしますの一言が妙に心に残る。
お願いされても聞き入れない人も多いらしく、トンネル西口へ、あるいは熊渡へ周回のレポをネットでよく見る。

勿論、私はお願いされればイヤとは言えない気の弱い性格なので、ピストンだ。
(そんな理由やったかな・・?)




いきなりの急登だ

さて・・と、今日は大峰屈指の急登と聞いているので、ストックは1本だ。
1本でも立派に登れるところをお見せしたい。
(え?どうせなら無しで行け・・って?・・無理!)

半ば腐った木の梯子を5,6段登り、急登が始まる。
滑りやすい土と木の根の痩せ尾根をとにかくぐんぐん登る。
昨夜ネットで2,3レポを読んだけれど、概して鉄山までの画像が少ないと思った。
が、登ってみて訳が分かった。

ずっと続く同じような登り。
左は自然林。右は植林帯。一日ほとんど日が射さないのか、昨日は雨が降っていないはずなのに土は湿って滑ること!

途中山仕事用の道を2,3度横切り、尚も上に向かって登る登る。

滴る汗。


20分ほどで背後の展望が開け、バリゴヤノ頭が見えた。




そしてまた同じような木の根や枝につかまりながらの登りだ。
が、かなり覚悟してきた割には、道はしっかりして迷うところもなく、ひょいひょいと調子よく登っていく。(ほんまかな〜(^〜^;)・・)
登山口から40分ほどでまたしてもバリゴヤノ頭が望める場所。





しばらくして高度計を見る。
だいぶ登ったかな?

えーー( ̄□ ̄;)!!!!
な、なんと、958m!!
かなり真面目に、頑張って、しこしこと登っているはずなのに、40分で150メートルしか高度を稼げていないの〜・・・(;_x)

・・けどまあ、気圧の変化で誤差がかなり出るしぃ・・

脱力感に襲われかかるが、ここは気を取り直して頑張ることに・・
まだまだ先は長い!!


右も自然林になると少しは明るくなる。
が、ほとんど風がないので、額から汗が滴り落ちる。

しばらく登ると左手からヘリコプターの爆音。
すわっ!遭難か!・・と思ったけれど、木の間から見るとどうやら弥山小屋へ荷揚げしている様子。

この後もずっと荷物を吊り下げて弥山方面へピストンするヘリがすぐ側に見えていた。




木の根が絡み合った登山道

左に展望が開けると、真横にだらだらと長い尾根。
奥駈出合から行者還岳への稜線だ。
10日ほど前、あそこからこちらを見ていたばかり。


行者還岳


R309がすぐ下に見える


もう、かなり登ったやろ・・
高度計を見ると、1035m
鉄山の標高1563m。

えーー!後500もーー!
う〜ん、まだまだ先は長い・・・

またしても気を取り直し、せっせと真面目に根気良く登る。
落胆するのが怖いので高度計を見ないようにしようと思ったけれど、誘惑に勝てなかった。
さっきより50メートルは登ったかな?

高度計を見ると・・・
うっそーーー!!
1045m!!
たった、10メートル登っただけ・・・ってか?
・・ん?
おかしい・・・。

ここで、はっと気がついた。
時計のメイン表示が時刻になっていることに・・
途中で余計なところを触ってしまっていたらしい・・
ただいまの時刻10:45・・(×_×;)

最近かなり老眼が進んでいるもので、間の「」が見えませんでした・・
ずっと時刻を高度だと見間違えていたみたい・・
ははは・・おかしいと思ったよ・・・(* ̄∀ ̄)ノ" ・・・普通もっと早く気付くでしょ・・

高度計の表示は1400を過ぎていた。


Rさんにお土産にしたいような木。

ミズナラやブナの大木が現われる


単独男性が下ってきた。
狼平からだという。
修覆山付近の道はひどかったらしい。

この時点で、かすかに頭の片隅にあった周回しようか・・という気持ちは吹っ飛んだ。




程なく右に草の斜面が見えてきて展望が開ける。
ザンゲ平だ!

●ザンゲ平 1470m付近 (11:05〜11:10)●



鉄山西斜面・・川迫ダムが白く光っている


振り返れば・・


バリゴヤノ頭と稲村・大日が折り重なって見える。

その右には・・


大普賢岳!!



鉄山手前のピークに隠れて、鉄山は見えない。
左に大きな弥山。
聖宝谷もすぐ下に見える。

あ〜、後一登り、あそこを越えれば山頂!


絶景に見とれていて気がつかなかった。
ふと横を見ると、木陰で単独男性が休憩されている。
私と同じくピストンとのことだったが、
この後、登山者には誰も出会わなかった。





濡れていると滑りそうです

鉄山への登りは、
杉や桧の根が複雑にからみあった急斜面をぐいぐい登る。
この辺りから名残のシャクナゲが見られるようになった。

山頂へはいったん下って登り返す。





もう終わりですが・・シャクナゲ
地面から水が染み出し
滑りやすい泥土の斜面を一登りで鉄山山頂に飛び出した。



山頂直下の土の斜面




●鉄山 1563m (11:30〜11:40)●

5,6人でいっぱいになりそうな狭い山頂。





バリゴヤノ頭・稲村ヶ岳・大日岳

・・・そして、大普賢岳と行者還岳



山頂のイワカガミ

山頂で一息ついて、鉄山平を目指すことにする。
やっぱりネットで見たあの景色が見たい!
・・が、鉄山平って、いったいどこ?

昭文社の山と高原地図にも、勿論、2万5千分の1地形図にも載っていない。
昭文社のは、鉄山のすぐ先に香精山の記載があるけれど、それがどのピークを指すのか曖昧だ。




ぐぐっと下ると、満開のシロヤシオが出迎えてくれた。










聖宝谷がすぐそこに見える。
昨年、山友のスロトレさんご夫妻、森のリカオさんご夫妻があそこを登っている。
以来、聖宝谷を見る度に目が釘付けになる。
あのガレた谷のどこをどうやって登るの・・・\(◎o◎)/!


さしずめここは聖宝のキレット・・かな?
(そんな名前はありません・・念のため)


山頂から草の鞍部を二つ越え、痩せ気味の尾根を進む。




ふと横を見ると、私製の香精山の山名プレートが木に引っ掛けてあった。
ここがピーク?


●香精山 (12:10)●




ピークらしくないけど・・



サラサドウダン

鉄山平はどの辺りなんだろう?
お腹空いたな・・。

数歩歩いて、首を伸ばすと・・すぐそこに草の斜面が見える。
あそこ?
それにしては、こじんまりしているような・・・。







ほんの5分程で、目の前に気持ちの良さそうな草の斜面が広がった。
振り返ると・・・

うわーー!!
間違いない、鉄山平だ!


●鉄山平 1530m付近 (12:15〜12:55)●



胸のすくような眺めをおかずに昼食だ。
食後、もう少し上まで偵察に登る。



新緑のカエデの林を抜け稜線に出る。

聖宝谷が一層近くなる。・・かなりこだわっています(^〜^;)




鉄山平へ戻り・・



去りがたく、しばらく遊んでみました。
on point





ぐいぐい登り返し・・




コルから聖宝谷を見下ろしながら・・
よ〜、あんなとこ登るわ・・
(まだまだこだわってます・・(^〜^;)・・)



鉄山山頂へ戻ってきました。


●鉄山 (13:25)●

またしてもぐいぐい下ります。
鉄山手前(北側)のピークから尾根が左に分かれているので
下りはちょっと注意を要します。



●ザンゲ平(13:45〜14:05)●



人気の無いザンゲ平まで戻ってきました。
後は下るだけですので、気分は軽い!




いつまでもここでこうやって眺めていたい気分です。
が、そういうわけにもいかず、
ま、膝をかばいつつゆっくり下ります。


行きは気がつかなかった・・

山椒の香りが・・


途中休憩しながら、3時過ぎ登山口に戻ってきました。


●登山口(15:10)●


行きとはまた違う想いで眺める山




次回はやっぱり弥山への稜線を辿りたい。
下山後、日増しにその想いは募っていきます。

でもね〜、やっぱ、膝が・・体力が・・(T〜T)

(嘆くだけで、努力が続かないルネオバでした。
ああ、今日も暮れてゆく・・・)






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