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ルネのきままなアトリエ
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〜天上の楽園に遊ぶ〜

●鈴鹿山系   イブネ:標高:1160m
クラシ:標高:1154m
銚 子:標高:1123m
●2009年2月15日(日)  快晴
●3人  (チーさん・Mちゃんと)



▲銚子からイブネを望む・・右に雨乞岳

ひょんなことから、イブネ・クラシへ行ってきた。
おおよそ山の名前とは到底思えないこの名を初めて聞いたのは5年ほど前。

鈴鹿の奥深く、ひっそりと横たわる広大な笹原の台地。
分け入る人もまばら。
鹿がのんびりと一日草を食んでいるのがふさわしい、のどかな山上の別天地。

・・行ってみたい。
そう思いつつ、その機会を逃していたあこがれの地。

コース  広域地図     コースマップ   
 8:47 甲津畑 林道岩ヶ谷線入口付近 駐車地
 9:48 ツルベ谷分岐(古屋敷跡)
10:01〜10:13 蓮如上人旧跡
11:47 杉峠
12:07 杉峠ノ頭
12:26 佐目峠
12:45〜13:30 イブネ山頂(昼食) 
13:35 イブネ北端
13:44 クラシ山頂
14:03 銚子山頂
14:26 イブネ山頂
14:46 佐目峠
15:13 杉峠
17:20 甲津畑 駐車地


●↓以下しばらくイブネに登ることになったいきさつなど、ぐだぐだ・・・●

もちろん、ショートカットできますとも、もちろん!( ̄〜 ̄*)




滋賀県側の甲津畑から
雨乞岳に登ろうと自宅を出発したのが6時半。
雨乞には過去2度登っているが、いずれも鈴鹿スカイラインの武平峠からだった。

名阪国道を上柘植で下り、ナビに指示されるまま日野カントリー倶楽部の前を通り甲津畑に着いたのが8時半近くになっていた。

雨乞岳の登山口は、甲津畑の集落手前から渋川に沿って10分ほど登った先の林道岩ヶ谷線の分岐。(林道は一般車通行禁止)
ここに登山届のボックスがあり、50メートルほど先の橋の手前に5,6台が駐車できる。

・・・というのは、この時点でまだ知らなかった。
岩ヶ谷林道の分岐付近には車の姿は見あたらず、

「こんな時季に、こちらから雨乞岳に登る人間なんて、誰もいないのかも・・
とりあえず、登山届だけ出しとこ・・・」

と、もたもた記入しているうちに、後から来た車が通り過ぎてゆく。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

届を出し、駐車場所を探してカーブを曲がった先の路肩に登山者のものらしき車が4台停まっていた。
あ〜、ここや〜。
やっぱ、結構いてるやんか・・。
他にも入山者がいると思うと何となく心強く、モチベーションもUP!(^〜^;)

先ほどの車の女性二人組も身支度している様子。

こちらから雨乞岳へは結構時間がかかる。
1時間近くの林道歩きを経て、ツルベ谷出合まで1時間40分。
フジキリ谷沿いの道を杉峠まで1時間半。
峠から山頂まで40分。

コースタイム通りだと、合計登り3時間50分の長丁場。
日が長くなったとは言え、今からの出発ではぎりぎりの時間だ。

慌しく靴を履いている間に、女性二人が傍らを通り過ぎていった。

「お早うございます」
背を向けしゃがんだまま
顔も見ずに挨拶だけする。




●林道岩ヶ谷線分岐 駐車地  出発(8:47)●



路肩に駐車

岩ヶ谷林道

10分ほどで千草街道案内板
クリックで大



案内板のすぐ先で、林道にロープで通せんぼがしてあった。
右に整備されたばかりのしっかりした道が上に延びている。

はて?
このまま林道を辿るはずなんだけど・・・。
ちょっと偵察に・・・と、その真新しい登山道をすたこら登っていくと・・・。

上から先ほどの女性二人組が下ってきた。
太陽の光を背に浮かび上がる神々しいばかりのその姿・・・。

あれ〜??
もしかして・・・
チーさんじゃ・・ありません?

果たして・・・その二人組は、5年ほど前一度だけ山をご一緒したことがある「高いところからご免あそばせ」
チーさんと友人のMちゃんだった。

何というところで、何という偶然( ̄□ ̄;)!!

私と同じく、ちょっくら新道の偵察に登ってきたらしい。(ちなみに、この道はこの先もどんどん登り続けるらしいです。どこに通じているのでしょう?イハイガ岳まで?)

聞くと、今日はイブネ・クラシに向かうのだとか。


おお!!イブネ・クラシ!!
5年ほど前に「風花的日常」の風花レポでその名前を耳にして以来、ずっとあこがれていた地だ。

鈴鹿の奥深くとなると、ちょっと独りではやめておいた方がよさそう・・。
風花師匠から一度お誘いがあったものの、健脚ぞろいのチーム風花に付いて行く自信なく迷いに迷った挙句、ドタキャン。
そんなこんなで、行く機会を逸していた。

おお〜チャンス到来!!
こんなもん、勢いだ。
うだうだあれやこれや考えていると、いつまでたっても機会は巡ってこない。


・・で、
「ご一緒していいですか?」と、あっさり行き先変更。
チーさん、Mちゃんの顔に一瞬浮かんだ迷惑そうな影・・・は、
見なかったことにして・・( ̄〜 ̄;)

ささ、行きましょう!
気にしないでくださいね〜
後からそっと付いて行くだけですから〜・・・(* ̄∀ ̄)ノ"

さ、イブネ・クラシに向けてGO!!





●ショートカット・・・ここまで●

というわけで、イブネ・クラシに向けて千草街道を杉峠へと向かうチー隊に加わったワタシ・・(^〜^;)。


「へ?これじゃあ、何が何だか分からへん〜・・・」
とおっしゃる方はこちら⇒やり直しコース

いやあ、至れり尽くせりですねぇ・・( ̄〜 ̄;)




逆光の中に雨乞岳・・・かなり遠い!!
この千草街道
先の案内板にもあったように、次から次へと見所が満載。

善住坊の隠れ岩、桜地蔵、大シデ、古屋敷跡、向山鉱山跡・・・などなど、もう、どれが先でどれが後か、こんがらがってしまいます・・・(×_×;)


鉱山が栄えていた頃には、そこそこの賑わいを見せていたらしい道ですが・・・・だらだらと長い!!(;´_`)


歩き始めて40分ほどで桜地蔵
かつては側に桜の木があったとか。


40分ほどで桜地蔵


立派な鉄橋を渡ります。
この辺りから、林の中に所々雪。

チー 「あ!橋が新しくなってる!」
・・・らしいです(;^_^A


次第に道幅が狭くなり、山道になっていきます。



●9:47 古屋敷跡(ツルベ谷分岐)●

歩き始めて丁度1時間。


右のツルベ谷を遡ると、綿向山から雨乞岳への稜線上の大峠に出られる。
チーさんは以前風花師匠らと、ここから清水の頭(しょうずのかしら)を経て雨乞岳、杉峠を周回されたらしい。

清水の頭も、行ってみたいところ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

蓮如上人旧跡の少し手前が奥ノ畑谷出合らしかった。

この奥ノ畑谷を遡った所に広がる奥ノ畑は、風花レポによると「鈴鹿の桃源郷」なのだとか。
あ〜、ここにも惹かれます・・・。
鈴鹿は面白いところがなかなかたくさんあるようです。





奥ノ畑谷出合を過ぎて少し先に、ドーム型の小屋と案内板が見えてきた。


●蓮如上人旧跡  (10:01〜10:13)●

ここでやっと休憩・・させてもらえました・・(^▽^;)>゛
・・が、まだ杉峠まで65分と案内板。
先は長い!!


この小屋は、ここ最近作られたらしい。
中に炭窯の跡。
小屋の後ろには
簡易トイレも作られてあった。

「浄土真宗中興の祖、蓮如上人が近江を布教後、
天台宗比叡山の宗徒に追われこの付近にあった窯跡に隠れられ難を逃れた」と案内板



小屋から2,3分も登れば大シデ
なるほど、なかなか見事な木です。
先を急ぐので、記念撮影はナシ(^〜^;)



これは帰途撮影したものなんですが、ね、見事でしょう!
でも、この先もっとすごい木が待ち構えていたんです(^O^)v



この辺りから雪道。


あれま、こんなところで!!(^〜^;)


約350メートルにわたってミズナラ・カエデ・クマシデなどの古木並木が続いている

次から次へ見所満載!!
あ〜、でも、まだ杉峠は遠い!(>_<;)




明治3,40年代まで鉱山があったらしいですね。
今は、崩れた石垣が往時を物語るだけ・・。


更に並木は続きます。

10:38



10:42


10:45

雪がだんだん深くなります。
時にはズボッ!!と踏み抜くことも・・・。



●一反ぼうそう  (11:05〜11:10)●

おお!!先ほどの大シデより、更にすごい!ミズナラの大木らしいです。


枝を広げている広さが一反ほどあるということから、地元ではこう呼ばれているらしい


ま〜、またしても・・・(;´_`)・・・お元気ですねぇ・・・・(^^ゞ



11:26

谷は次第に狭まり、傾斜も急になってきました。
大きく二股に分かれた先で谷を渡渉。


またしても↓こんな小屋(休憩所)  
30メートルほど離れたところに簡易トイレも作られていました。

11:36

ここから大きく左折。
杉峠への最後10分の登り。




急傾斜の斜面をサイドでステップを切りながら慎重に登ります。



●杉峠 (11:47)●

登山口から3時間。やっと辿り着きました。



その名のとおり、杉の古木が・・・ちょっと、しょぼい・・?

11:47

右手の雨乞岳への斜面を登っていく男性の姿がちらっと見えました。



正面には国見・御在所岳が姿を現しました


さて、まだまだ先は長いんですね〜、これが・・・。
左折。杉峠ノ頭に向けて、明るい南斜面を登ります。


眩い南斜面を緩やかに。



右手にイブネが見えてきました(^-^)v
・・が、高度差はそれほどでもなさそうですが、まだまだかなり距離があります。





登るほどに・・・杉峠を隔てて雨乞岳がせりあがってきます。



こんな面白い木がいっぱい!!雪のせいでしょうか?

振り返ると・・・


雨乞岳がすぐ側にどっしり聳えていました!

うわーーー!!すごいですね、この迫力!

もう、もう、このすごい角度から雨乞岳を見られただけで来た甲斐がありましたv(^O^)v
満足です!

十分です!!




・・んじゃ、今日はここまで・・・ってことで・・・え?だめ?



西には綿向山が青空の下、横たわっています。
山頂のケルンも視認できました。



広々とした雪原から潅木の中に入り、5分程で杉峠ノ頭。
●杉峠ノ頭  (12:07)●


杉峠ノ頭

この辺り、緩んだ雪を踏み抜く回数が半端じゃなくなってきました(T〜T)

ズボッ!!
あれーー!!

きゃーー!!
うわっ!!

けど、何故か、チーさんはスタスタと・・・なんで?('〜')



杉峠ノ頭から200メートルほど広い稜線を北に行き、東に佐目峠への枝尾根を下るんですが、
この下り口を見つけるのがちょっと難しいらしい。


慎重に地図とコンパスで進行方向を確認されるチーさん。

すみませんね〜・・行く付いて行くだけなもんで・・(^^ゞ


すぐ向こうに、佐目峠からイブネへの尾根が見える。



しばらくして・・・下り口がありました。
アゲンギョウはすぐそこ(この付近)らしいですが、確認せず。

木立の中を緩やかにどどど・・と下ります
やはり、


ズボッ!!
あれーー!!

きゃーー!!
うわっ!!


けたたましい悲鳴をあげつつ・・・。

あ・・・鎌ヶ岳も見えてきましたよ〜



もう、もう、もう、胸のすくような眺めです!!
イブネへはあの斜面を一登り・・・って・・・かなりキツそうですやん(>_<;)





●佐目峠  (14:46)●

チ 「これ、お尻岩って言うねん」
ル 「え?ほんま?」
チ 「へへ・・うそ・・」

気が向けば、ON ポインタ



ここを一登りであこがれのイブネ・・・


お〜、もう一息!!
・・・と思ったら・・・ニセピーク(><)


も一つ上でした



踏み抜く回数もますますひどく・・・

ズボッ!!
あれーー!!

きゃーー!!
うわっ!!


もうええ・・イテッ!\(-_-)


ワタシ、力尽きました・・・もう、ここで満足です・・

が、振り返ると・・


す、素晴らしいーー!!




あれ!すぐそこに何やら標識が・・・今度こそほんまモンのイブネ!
佐目峠から20分ほどの登りでした。




あれ?チーさんも喜びの余り空中浮遊ヽ(^Д^*)/





●イブネ山頂  標高1160m  (12:55〜13:25)●



やっと辿り着きました。
初めてその名を耳にしてから、5年。
長い道のりでした。

目の前に広がる絶景。

南には・・


向こうに見える山々の山頂から、幾度このだだっ広い台地を眺めたことか。

東には、霞んでいますが遠く伊勢湾も。




北には



まるで、一服の絵のようです。
画像ではよく分からないのですが、左手遠くに琵琶湖とその向こうに白い比良山系。

馬酔木の茂みを背に、南の展望を眺めつつ昼食。
・・・を始めようとしたその時・・

突然、後の茂みから声が聞こえ、いきなり現れた3人。

わーー!!


「ジオンと山歩記」ジオンさんと友人のくぼちゃんクロオさんでした。

ジオンさんとは丁度1年前明神平あしび山荘泊でやっとお目にかかることができました。
それ以来です!
1週間後にはまたあしび山荘をご一緒する予定。
こんなところでお目にかかれるなんて・・・。

ちなみに彼女たちは三重県側の朝明から中峠を越え、クラシへ直登の尾根を登ってこられたとか。
三重県側から入山するにしても滋賀県側からにしても、やはりここは遠いですね。



感激の対面に興奮冷めやらず、しばし撮影タイム



ひとしきり集合写真を取り終えたところで、チーさん、
「あ、こんなもん、持ってるねんけど・・・」と、取り出したぴかぴかの三脚。値札付き(^〜^;)

で、改めて集合写真です。





去り行く3人

伸びきったカップ麺をそそくさと流し込み、さて、私らも出発です。
これからイブネ北端→クラシ→銚子→イブネ(ココ)と周遊するらしい。

時刻は既に1時半近く。ちょっと焦ります。




まずはイブネ北端へ、10分で到着。
正面に釈迦ヶ岳がどっしり横たわっています。






北端から左折。緩やかな北斜面を駆け下り、右に(東に)7,8分。
シャクナゲの生い茂る尾根を100メートルほどでクラシ山頂。

この辺り、先頭を行くチーさんはもう小走り(;^_^A




走るチーさん




●クラシ 標高1154m  (14:40)●


山頂は、やっぱりシャクナゲに囲まれ座る場所もないほどの狭いところ。


またしても、シャクナゲ尾根を戻ります。

やっぱり走るチーさん↓(右端)・・(;^_^A


もう、春ですね〜。
今冬は鈴鹿も例年にない小雪らしいです。


この付近の地形が、なかなか面白い。
左手の窪地は、一見台地に囲まれた巨大なドリーネのように思えたのですが、次第に谷の様相を呈してきました。

銚子へは広い尾根を20分ほど。



向こうにイブネ

ここからイブネに向かって直進します。
いったん沢に下り渡渉。登り返すことになります。

イブネ山頂から、広大な台地を三角形に歩くことになるわけです。



沢への下降地点を慎重に見極めながら・・どうにか渡渉


イブネに向かって

枯山水の日本庭園風



●イブネ (14:26)●

1時間弱でイブネに戻ってきました。


もう一度眺めを満喫してから下山です。
時刻は2時半。ちょっと急がないといけませんね。




休憩もそこそこに往路を引き返します。


雨乞岳を正面に仰ぎながら・・



一応・・・お付き合い・・(^〜^;)



50分ほどで
●杉峠 (15:13)●


フジキリ谷斜面を慎重に下り・・

蓮如上人旧跡上の大シデで小休止し、再び長い林道を延々と歩き、駐車地に戻ってきたのが

● 駐車地 (17:20)●
でした。

駐車地には、どこに行かれたのか、まだ1台残っていました。
お二人とまたの山を約束して、心地好い疲労感に浸りつつ帰途についたのでした。







おおよそ山の名前とは到底思えないその名を初めて聞いてから5年。

雨乞岳に登るつもりが、思いがけない出会いから降って湧いたように実現した念願のイブネ・クラシ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


帰宅後、以前同じコースをイブネ北端まで行かれた風花レポを読み返すと、

累積標高差 + 1,200m - 1,200m
沿面距離 16.6km

とあった。
銚子への周遊を加えると、18キロ近く歩いたことになる。それもズボッズボッの雪道を・・
事前にその距離を知っていれば、やはり躊躇したかも・・・。

改めて、ご一緒してくださったお二人に感謝\(⌒O⌒)/



●チーさんレポ●






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