ルネのきままなアトリエ
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●鈴鹿山系          標高:906.1m
●2009年3月16日(月)  晴れ 黄砂
●単独 



▲北ノ頭から鎌ヶ岳

思いのほかいい山だった。
生憎の黄砂で鎌ヶ岳も麓の町並みも黄色く霞んでいたけれど・・・。


コース  広域地図     コースマップ   
11:20 椿大神社駐車場
11:30〜11:35 愛宕社 北尾根登山口 (登山届記入)
12:05 鉄塔
12:30 避難小屋
13:30〜13:35 北ノ頭
13:40〜14:15 山頂
14:42 二本松避難小屋 
14:45 滝ヶ谷道分岐
15:20 愛宕社 北尾根登山口
15:25 駐車場


霊仙岳に福寿草を見に行くつもりだったが、寝過ごし大幅に出遅れ。
のろのろと家事を片付けているうちに出発が9時過ぎになってしまった。

仕方なく、まだ登っていなかった入道ヶ岳にでも登ってみようかと名阪国道を東へ。
鈴鹿ICで下りすぐ右折。しばらく走ると大きな朱塗りの鳥居。
登山口の
椿大神社(つばきおおかみやしろ)へは、標識に従ってICから15分ぐらいだった。

椿会館横の駐車場に停めて歩き始めたけれど、もっと上の登山口に近い所にも駐車場があるのを後で知る。


さて、出発です。

●椿会館横駐車場 出発 (11:20)●


▲椿大神社

猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)を祀っているらしい。
神社の背後の高山(入道ヶ岳のこと)と短山(ひきやま)椿ヶ岳を天然の社としているとか。
(パンフレットより)

かなり大きな神社です。



▲あの辺りが山頂かしらん・・

拝殿の横からキャンプ場への車道をだらだら登って行きます。
(二本松尾根が見えている)
この辺りでは案内標識がなかったので、念のため神社の方に道を聞きました。


10分ほどで北尾根登山口のある、愛宕社の鳥居に到着。


▲愛宕社 北尾根登山口


北尾根登山口
登山届のボックスがあったので、とりあえず記入し提出します。

今日は北尾根を登り、二本松尾根下山の周回コースでここに戻ってくるつもりなんですが、辺りに人気はありません。

さて、いきなり急な階段が始まります。
が、ふと左を見ると平行してジグザグに登山道が・・。

が、手っ取り早くそのまま階段をぐんぐん登ると、10分ほどで正面に鳥居が見えてきて愛宕社。



階段の両側には献木された椿が愛宕社まで続きます



植林帯だけど何となく明るい

愛宕社から山道になるのだけれど、あれれ・・。
かなり予想と違う道じゃないですか。

杉の根が縦横に登山道を覆いつくし、なかなかの急登です。

何となく、だらだら〜っとした登りの軽〜いハイキングコースを思い描いていたのですけれど・・・。





▲1から10までの通報ポイント


杉林の中、緩急を繰り返し登山口から30分で鉄塔に着きました。
やっと視界が開け、山頂が見えました。




山頂の草の斜面がはるかに見上げる高さ


鉄塔から更に木の根の登りは続きます。

↓こんな


登りが続くんですが・・・。
面白い!!




あ、そうだ・・・迷岳の飯盛山コースも似たような感じだった・・。
あ、でも、あちらの方がもっとすごかったですけど・・。
などと思い出しながら、尚も登る登る・・・。

こういう登りは、キライではないのです(^-^)v。


2度ほどアップダウンがあり、尚も登ると・・・


木の間隠れに山頂がちらちらと・・。
が、やっぱりぐぐっと聳えています。



登山口から1時間で斜面にへばりつくように建てられた避難小屋着。
中にはベンチだけ。
田舎のバス停の待合所という感じの小さな小屋です。



北尾根避難小屋

とりあえず、もう少し高度を稼いでから休憩することにして、更に登る。
今日は気温もかなり高いようで、汗が滴り落ちます。


小屋から上は明るい自然林が広がり、振り返れば樹間越しに黄砂に霞む麓の町並みが見え隠れ。
左手に見上げる山頂東斜面の笹原が少しずつ迫ってきます。


明るい林・・幾分傾斜は緩やかになる



かなりひどい黄砂ですね〜


ふと見上げると、林の中を下山してくる単独男性。今日出会った最初の登山者です。
(で、今日最後の登山者でした。)
井戸谷を登られたらしいですが、コースのことなど少しお聞きしました。




山頂東斜面の笹原が少しずつ目の高さになってくる


しかしまあ、先ほどからの登りといい、今日のこの山はなかなか面白いですね〜。
今まで、山頂付近の広々とした眺めの写真は目にしたことがあるものの、他の方のレポなども余り注意して見ていませんでした。

たかだか1000メートルに満たない山。
それにしては、結構登り応えもあり、なかなか面白いです。




馬酔木の林に入っていきます




馬酔木のトンネルを5分もくぐると・・・

明るい笹原に飛び出しました。



まるで日本庭園のようです!



折りしも馬酔木が咲き始め

すぐ先で、いきなり・・と言った感じで
鎌ヶ岳が顔を出しました!
右には御在所岳。



もうこの時点で満足度100パーセントです(⌒▽⌒)/

まるで、借景に鎌ヶ岳御在所岳を抱く、日本庭園のような完成された眺めに驚き!




ポイント9
山頂方向に展望が開けます



山頂の鳥居が見えますが・・・人の姿は見えません

更に馬酔木のトンネルをくぐり10分弱で宮妻峡への分岐に着きました。
それにしても、この馬酔木の群落は見事としか言いようがないと思うのですが・・。
もちろん、自生ですよね・・・。



宮妻峡分岐







分岐から2,3分で北ノ頭に到着。
登山口から丁度2時間でした。



●北ノ頭 (13:30〜13:35)●



入道ヶ岳は鈴鹿の主稜線(県境尾根)から東にそれた支尾根上にあるのですが、
ここからイワクラ尾根通しに県境尾根に至ります。

登りの途中かなり暑く、Tシャツ一枚になっていたのですが、
さすがにここは南側から風が吹き付けていました。
慌てて上着を着込みます。

だだっ広い山頂がすぐそこに見えています。

北ノ頭から山頂を望む・・・広い斜面を馬酔木が覆っています

少し下ると・・・

井戸谷コースへの分岐。


左手に見えているのは登ってきた北尾根です。


・・で、一登りで山頂に着きました。



●入道ヶ岳山頂    (13:40〜14:15)●



登山口から2時間10分。
時間の割には、すごく『登った!!』という満足感があります。
登山道の面白さも、眺めも一級です!

黄砂で霞んでいるのは、仕方ないですね。

向こうの笹原は北ノ頭



南の眺め・・多分・・・間違っていたらご指摘ください(;^_^A

ここから眺めるあの山々も、標高は低いもののなかなか面白そうです!
南鈴鹿、なかなか侮れませんね〜


麓の四日市、鈴鹿方面はやはり霞んでいますので、画像はありません。


無人の山頂でのんびり昼寝・・・したいところですが、
帰りのことを考えると、そうのんびりもできず。

煮込みうどんの準備もしていったのですが、結局パンとコーヒーで簡単に遅い昼食を済ませ下山することにしました。



二本松コース下り口

山頂からはこれまた気持ちのよい笹原の斜面を下ります。



鈴鹿市方面

すっきり晴れ渡っていれば、それはもう素晴らしいでしょうね!



山頂東斜面の向こうに北尾根雲母峰(きららみね)



山頂を振り返る

調子よく5分も下ると樹林帯に入り、ここから展望はなくなります。
このコースも北尾根と同じく通報ポイントが設けられています。





ロープを使うほどではないのですが、
やはりこちらも結構な急坂です。

雨の後など、ズルズル滑りそうですね。

ぐんぐん下り、30分弱で二本松避難小屋。
北尾根のそれよりは新しいようです。



真新しい木の椅子でした

小屋から2,3分、山頂から30分で滝ヶ谷の分岐に着きました。

昭文社の地図では滝ヶ谷分岐まで下りのコースタイム1時間になっていますが、
実際その半分くらいです。





左折し、植林帯をどんどん下り30分弱で二本松コースの登山口。



更に10分ほど林道を歩き、山頂から丁度1時間ぐらいで朝の登山口に戻ってきました。
下りはちょっとあっけなかったですね・・・(^〜^;)





●椿会館横駐車場 到着 (15:30)●



麓から山頂を望む







全く期待していなかった入道ヶ岳。
どうしてもっと早く登らなかったんだろうと、少しばかり悔しい気がします。
雪の積った頃にも登ってみたかった。これは来季に・・・。

馬酔木はこれからが見頃ですね。
まだ登っていらっしゃらない方がいらっしゃいましたら、是非どうぞ。


あ、どうでもいいことなんですが・・・。

駐車場に3時半に戻ってきたので、これなら遅くても5時半には家に帰れるワイ(^O^)v
・・と、帰宅の途についたのですが・・・。

東名阪から亀山に。ここから名阪国道に入るはずが、何をボケていたのか・・
『京都・大阪方面』の車線に入り込んでしまい、

あっ!!

と気がついた時には、
新名神に入ってしまっておりました・・(><)

いやぁ・・・新名神って、広いし車は少ないし、走りやすいですね〜・・

・・ってチガウがな・・・(>_<;)

仕方ないし、腹が立つので(何に・・?)土山SAで通勤割引の使える5時まで時間待ち。
土山ICで下りて、上柘植経由で自宅に帰り着いたのが7時過ぎでした。
あ〜あ・・・(T-T)/~







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