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▲山頂から白山を望む
●カドハラスキー場 駐車場 出発 (6:50)●
一つ目のリフトから上は、石ゴロゴロの歩きにくい急坂に変わった。 登るほどに視界が開け、右手に大野盆地の雲海が、 後に広大な高原と雪を被った山が目に飛び込んできた。 六呂師高原と経ヶ岳だった。 大野盆地を覆う雲海と、気持ちの良さそうな六呂師高原(右) 案外あっさりと、それでも40分ちょっとかかってリフト最高所に到着。 リフトの残骸がベンチに丁度良い。衣類調節の小休止。
ここから山道に入ります。
800メートルを超えたぐらいから雪が現れ、雪の上を歩くことに ●白山展望所 (8:15〜8:25)● 登り始めて1時間半。左の木々が途切れ白山がすっきり姿を現した。 3週間前は反対側の大日ヶ岳から仰いだ白山。 やっぱり今日も目が覚めるぐらい白く気高く横たわっていた。 白山はやっぱり『白山や〜!』・・・などと妙に感心
見事なブナの林がずっと続きます。 標高1000メートル付近でしょうか、フラットな林からは山頂へと続く稜線が望める。 あ〜・・・あそこを登るんか・・ どうやら、中央の露岩の辺りがモチガ壁のようです。 (画像ではいまいちなのですが・・)ちょっと引いてしまうくらいそそり立って迫ってきます。 雪はそれほど締まっていないのですが、 シャクナゲ平への急登の直前でアイゼンを着けました。 シャクナゲ平へ・・・急登! (無雪期にはここはかなりの段差の階段のようです) ふと下を見ると・・・あれ? 下から登ってきた3人組が左下の斜面をトラバースしています。 シャクナゲ平をショートカットして鞍部に行くみたいです。 で、私らもそれにならって左にトラバース。 ●シャクナゲ平・モチガ壁 鞍部 (9:30〜9:45)● 歩き始めから2時間40分。 鞍部からは南に樹間越しに白い山が見えています。 『向こうの山の名前分かりますか?』 先の3人組が声をかけてきたのをきっかけに、地図を出してしばし皆で山座同定。 南に見えるのは・・・ 銀杏峰(げなんぽ)と部子山・・のようです
相方は、『これでええ!』と頑固にストックで登りはじめましたが・・・ すぐ先で、やはりザックを下ろしていました。 ストックの石突が刺さらないそうです。 『そんなん最初から分かってるやん!』喉まで出た言葉を呑みこみます。 木があるので、それほど高度感はありませんが、 一歩ずつアイゼンを効かせながら着実に登っていきます。 一登りして、見下ろすと・・・ シャクナゲ平が真下に見えました。
↓モチガ壁上部の登り 登り切ると・・・ なだらかな尾根が山頂に向かって続いていました。 素晴らしい眺め! 左に白山から北ア方面、右に福井・岐阜の山々を眺めながら、天上の稜線歩きが続きます。 山頂まで一の平、二の平、三の平と続くらしいのですが、 どこがそれなのかよく分かりませんでした。 しばらく尾根を辿ると、正面に雪の壁が見えてきました。 ↑画像では分かりませんが、かなりな勾配の壁です。 東(左)に大きなクラックが入っているのも見えますね。 クラストした雪面。アイゼンが気持ちよく効きます。 (・・が、帰りはもうアイゼンが必要ないくらい緩んでいたんですけどね。) クラック・・・怖いですね〜 雪屁も・・・ 雪面が再凍結して光っています 振り返ると・・・ 高度感たっぷりです! ●山頂 (10:35〜11:50)● 広々としたドーム状の山頂。 駐車場から3時間40分。 モチガ壁下部から1時間でした。 が、素晴らしい眺めながらやっぱりその1時間が一番くたびれました(^〜^;)
南の眺めでひときわ目立っているのは能郷白山。 東には、先日登った大日ヶ岳。ウイングヒルズスキー場が見えますね。 大日ヶ岳と白山の間には、乗鞍から穂高・槍が見えています。 パノラマ写真も撮りまくったのですが、綺麗に撮れていませんでしたので、 こちら をご覧下さい(^▽^)v ※『荒島岳ライブカメラ』のサイトです 捨てがたいのは眼下に広がる大野の町並み。 家の一軒一軒までもが識別できるぐらい、すぐそこに見えています。 ・・ということは、向こうからも山頂がすぐそこに見えるということですね。 なんだかちょっと感動!です・・ 下山後の楽しみが増えました(^-^)v
11時50分。のんびり昼寝を楽しむ時間もありそうですが、下山開始。 未練たらしく振り返りつつ・・・ まだ続々と登ってこられます。 モチガ壁 この頃には雪面はかなり緩んでいて、ノーアイゼンで登ってこられる方もいました。 当然のようにシャクナゲ平はトラバースしてしまったのですが、 やはり下りぐらいは登っておけば良かったかも・・・。 山頂を望むことができるらしいです。 下りは遊びながら・・・ シャクナゲ平の下でアイゼンをはずし、のんびり休憩。足を休ませます。 大きなブナです・・・あれ?妙な人影が・・? 下山になって紫外線予防に覆面をしてみましたが・・・既に手遅れでした(T〜T) さすがにくたびれて、リフト最高所までが長かった・・・。 気温が上がり土がぬかるみ、パンツの裾が泥まみれになってしまいました。 のんびり膝を休めていると、後から下山された人も次々に休憩。 地元大野市のグループの方たちや横浜から来られた方たちと、明日の山のことでわいわいガヤガヤ・・・。。
『雨の中経ヶ岳に登ったら、ある意味、一生の思い出になりますよ〜』 かなりキツイらしい・・・(><) 『スキージャムのリフト利用で縦走はどうかね〜』 ちょっと心が動く・・・ 『山は止めて越前海岸に行ったらどうかね?』 何度か行ってるんですけど・・・ 『ちょこちょこっと、鬼ヶ岳に登るって手もあるよ〜』 鬼ヶ岳ってどこ?(^〜^;) なんやかやで20分以上も・・・大野の皆さんありがとうございましたm(_ _)m ●駐車場下山 (14:40)● スキー場のふきのとう 見上げる荒島岳はやはり堂々と風格あり! 雪を被っているこの時季、一層神々しく見えるのかも・・・。
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