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前夜2時前、菅野台バスセンターの駐車場着。 広い駐車場に車は10台ほど。 あっけないほどがらんとしている。 それでも5時ごろ目が覚めると、3分の1くらい埋まっていた。
千畳敷駅から外に出ると、紺碧の空に残雪と岩の世界が広がっていました。 乗越浄土までの急斜面の登下降が最大のポイント まだまだかなりの雪。 が、2,3日前の大雨で、一気に90センチほども雪融けが進んだらしい。 ▲極楽平を見上げる 周囲を見回すと、7割ぐらいがバックカントリーの人か。 GWの時は、登山補導員の方が常駐し、入山者のコースや装備のチェックをしていたらしいのですが、 今は注意を呼びかける看板だけでノーチェックでした。 ただ、チェックのある無しに関わらず、入山には万全の装備と注意が必要です。 極楽浄土への八丁坂の斜面は、見上げると首が痛くなるくらいの急傾斜。 標高差約250メートルを一気に登ります。 雪は時間の早いせいもあって比較的締まっておりアイゼンが効きましたが、 乗越手前の最後の登りはかなりキツイものがありました。 軽アイゼンでは登行不可です。 8:40 千畳敷出発。 ホテルの右手に回り込んで、いったんカールの底に下ります。 ▲乗越浄土を見上げる・・恐ろしい角度でせりあがっている。 蟻の行列のように先行者が見えます。 後ろからも続々と登ってきます 息を整え一歩ずつ着実に登ります。 ▲雪面を登り切って見下ろす 最後の50メートルは急勾配です。 ▲千畳敷カールを見下ろす ▲空木岳方面の稜線は雲に隠れていた ▲宝剣岳・・山頂部はすっかり雪が融け岩が出ている。 9:35〜9:45 乗越浄土着 西側から強い風が吹いています。 ▲乗越浄土から伊那前岳方面 ▲宝剣岳と天狗岩(宝剣山荘の裏手から) ▲巻き道分岐から中岳を見上げる 青空を喜んだのも束の間のこと。 西側から湧いてきたガスがみるみる青空を覆い隠し、周囲は白い世界に包まれてしまいました。 前回2007年三ノ沢岳に行った時と同じ状況。 あの時は、真っ青な空が20分後にはガス。 そして雨雨雨の一日になってしまいました。 中岳西面の巻き道は積雪期は通行禁止。中岳山頂を越えていきます。 登りは八割方雪の斜面でしたが、向こう側(北側)はほとんど雪が融け地面が出ていました。 駒ヶ岳の登りも八割くらいが雪だったでしょうか。 ガスはますます濃くなり、時には視界20メートルぐらいにもなりました。 相変わらず西側から強い風。 ▲中岳山頂・・・ガスで展望なし ▲駒ヶ岳頂上山荘 10:55〜11:25 駒ヶ岳山頂 山頂も強い風が吹き付けていました。 歩き始めから2時間20分。 到着した時には2,3人だけだったのが、次々到着され結構な賑わいになりました。 パン・おにぎりなどで空きっ腹を紛らわし、ガスが晴れるのを待ちましたが、 期待できそうにもなく、山頂を後にすることに。 今回の山行は、Web限定のお得パック利用。 バス・ロープウェイ往復 3800円 千畳敷ホテルでの食事 1200円+飲み物 450円 こぶしの湯無料入浴券 600円 合計 6050円 が、何と 4500円 ホテルでの食事は3時までなので、それまでに下山しなければいけません。 時間的には十分余裕があるのですが、前回の苦い経験から、 このまま山頂で留まっていても無駄!・・・・・のような気がします。 天気予報でも午後から下り坂でしたし。 ●次へ● |
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