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▲お金明神
萌黄色の木々の中に名残の山桜
突然後ろからドデン!! 『大丈夫ですか?』と声を掛けようとして、はっと気が付いた。 あ、そうなんだ。これも儀式なのかも・・。 以前に聞いたことがある。 チベットだかどこだか忘れたけれど、聖地巡礼に這いつくばるようにして・・っちゅうのか、 シャクトリムシのような格好で、ぐるっと歩き(?)続けるとかいうの。 これも儀式の一つなのか? 木の間隠れに川の流れが見えてきて、愛知川に出た。 9:10 タケ谷出合 風花師匠の後を、左岸に渡る。 ストックを突いておずおずと・・。 もちろんストックなしで、すたすた歩けるけれど、、 保険をかけておかないと怖いしぃ・・ ( ̄〜 ̄;) 流れの側で大休止。 9:30 愛知川左岸の道に入る。 ここからの愛知川沿いの道は、テープも私設の標識もあるのですが、 谷から高く離れたり、所々抜けている箇所を巻いたりとなかなか歩き応えのあるルートでした。 この日朝、駐車場で出会ったご夫婦は、以前この谷で迷ったとおっしゃっていましたが、 それも無理からぬことかと思いました。 今日は風花師匠の背中を追って歩くだけですが、 自分がルートファインディングしながら歩くとしたら、もっと時間がかかると思います。 10分ほどで 9:40 クラシ谷出合。 更に15分ばかりで・・ オゾ谷 9:55 オゾ谷出合 時々、後ろから聞こえてくるドデン!!という音。 う〜ん、頭が下がる・・。 ▲シロモジ?クロモジ?が満開 ▲炭焼き窯跡 次から次へと現われるいくつもの炭焼き窯跡。 朽ちたトタン板や瓶の破片は炭焼き小屋の跡だろうか。 かつてはこの谷にも生活のためにたくさんの人が入り、窯から炭焼きの煙が立ち上っていたのだろう。 往時を物語る、地面に転がる欠けた茶碗・・。 そして、厳かに・・ 茶碗かぶりの儀 10:10 大瀞橋 タケ谷出合から1時間ほどだった。 朝明渓谷からは中峠を経てこの大瀞橋に下るのが愛知川への最短ルートらしいが、 結構きつい道で、おまけにこの大瀞橋が老朽化して通行できないらしい。 川からかなり高度もある。 少し下流で渡渉できるらしい。 下流の渡渉地点の標識 ここからもお金明神分岐までも崩壊箇所を高巻きしたり、ルートが曖昧になったり結構ハードな道が続く。 が、平坦な所に出てくると、途端に↓こういう歩き方になる。 これは TOKYO ガールズショーの歩き方だそうだ。 う〜ん、これも儀式の一つなのだろうか? ルネオバも真似てみるが、手と足がバラバラになって、 危うくぎっくり腰を引き起こすところだった。危ない危ない・・。 10:35〜10:45 お金谷出合 お金谷出合からお金谷をお金峠に向かう。 おお!!ここまでお金が続くと、目がくらみそう・・。 まずは腹ごしらえ。まっちゃんよりフルーツ。 そして、お金に向かうことに。 おお!!お金への道だ!! お金谷を登る。かなり険しい。 お金へ辿りつくのは、そんなにた易くないのだ。 お金谷を遡ること、15分ばかり。 右手の薄暗い杉林の中に岩が見えてきた。 どうやら、あれが目指すブツらしい・・・・が、どうみてもお金には見えない・・。 (いや、だから、お金を目指してるんじゃなくてぇ・・┐( -_-)┌ ) お金谷を離れ、急斜面を岩頭めがけて這い上がる。 岩の左手から回り込むと・・・ お金明神 11:00〜11:20 お金明神 想像した以上の迫力。岩頭自体は10メートル程もあるだろうか。 お顔がまた凛々しい。 岩の手前に金属製の小さな鳥居が立てかけてある。 金か?・・いや、鉄だ。残念・・。 で、 古式にのっとって儀式が始まる。 二礼二拍手一礼・・・そして、最初と最後に軽く頭を下げる(これがミソ) と師匠からレクチャー 帰宅後調べたら、一揖二礼二拍手一礼一揖 といって、この一揖というのがというのが軽く頭を下げることで、丁寧な参拝の仕方らしい。 何でもよく知っていらっしゃる!! 奉納シコ踏み 金棒(実は木だが・・汗)片手に、厳かに 金の舞 奉納 一連の儀式も滞りなく終了し、お金明神を後にする。 お金明神分岐まで戻り、再び愛知川左岸を下る。 30分弱で下に小広い河原が見えてきて河原に下り立った。 11:55〜13:35 ヒロ沢出合 澄み切った愛知川の流れ 流れの上のアカヤシオ 下り立った箇所に適当な渡渉箇所が見つからず、いったん登り返す。 たまたま這い上がったところに可憐な一群れの花が! イワウチワ 花に見とれているうちに、お二人は渡渉箇所を探して・・ あれれ・・? 身も凍るような愛知川の流れを渡り、 身を清める愛知川渡渉の儀。・・・か? 身を清める必要のない善人は、冷たい水に入らなくても良い。 イテッ!\(-_-)。 お金明神に無事参拝できたことを祝い、厳かに昼食の儀 師匠、コーヒーご馳走様でした。(*株主優待で送られてきた商品) 13:55 ヒロ沢出合出発 所々にミツバツツジの鮮やかな紫を楽しみながら・・ 沢を遡ること30分ほどで、何となく湿原ぽい平坦地に出ると 羽鳥峰湿原。 花も何もないただのじゅるじゅるの泥濘・・かと思ったら、風花師匠にとっては思い出の地らしい。 今を遡ること数年前、この先で 若く美しいオカアサンに手作りのゼリーを もちろん、言うまでもないが、ここでは鳩胸とハトポッポの儀。 すぐ先で羽鳥峰峠。左折し山頂へ。 羽鳥峰峠から羽鳥峰山頂へ 5分の登り。花崗岩ざらざら・・・。 後ろは御在所岳。 14:20 羽鳥峰
山頂から縦走路を北へ少し歩き、右折。林道に下る。 林道崩壊地を振り返る 新緑の林道をのんびりと・・ 15:00 谷道と合流し 15:30 朝明渓谷駐車場 駐車場に新設された登山マップ 芽吹きかけた山の斜面に彩りを添えるアカヤシオ。 愛知川の澄み切った流れ。 鈴鹿の奥深く、ひっそりと鎮座する大明神。 心に残る山の一日でした。 風花師匠、まっちゃん、楽しい一日、有難うございました。 また誘ってね! ●風花老師レポ● ●まっちゃんレポ● blogページ |
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