ルネのきままなアトリエ
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とってもためになるクイズ
 答え→3 冷たい水 でした


5度位の水(冷蔵庫で冷やした時の温度くらい)が一番早く吸収されるらしいです。

(補足)
水分を補給するときは、冷たいほうが、熱いものよりも、飲んだ後、胃から腸へ移動するまでの時間が短くなります。水分は、胃ではなく、腸で吸収されます。腸から吸収された水分が腸の毛細血管を通って脳の渇き中枢(医学的には、渇中枢(かつちゅうすう)という)に届くと渇きがいえ、潤ったという感覚を持ちます。そのため、冷たいほうが熱いものより速く渇きをいやすことができます。

よって、運動中や日射病などの予防には、冷たい飲物が良いと言えます。

しかし、冷たい飲物は胃腸を刺激して下痢を起こしやすくなります。熱いものは胃から腸へ徐々に送られるため、腸にかかる負担が少なくなります。よって、胃腸に優しいのは熱い飲み物のほうであると言えます。
(以上NHK「ためしてガッテン」ホームページより


でも、意外でしたね。冷たい水だなんて・・・。

さあ、こんなお役立ち情報がこの後も目白押しかもしれませんよ。
燕岳〜蝶ヶ岳縦走の2日目、続きを読みましょう!




―2日目(その2)― 8月29日(火) 曇り時々晴れ

コース 広域地図  コース
 6:05 大天荘
 8:05〜 8:37 常念小屋
 9:47 三股分岐
 9:58〜10:18 常念岳山頂(2857m)
11:11〜11:21 鞍部
12:50〜13:05 蝶槍登り途中
13:25〜13:45 蝶槍山頂
13:56 横尾分岐
14:38 蝶ヶ岳ヒュッテ(蝶ヶ岳 2664m)




・・・続きを読みましょう、と書いたもののかなり疲れてまいりました。
それに第一、皆さんの貴重なお時間をこれ以上何の役にも立たないレポに費やしていただくのも心が痛みます。(なら最初からぐだぐだ書くな・・・と? ・・・・(x_x))
大急ぎで参りましょう。



鞍部から蝶槍までの長い登り。
昨日ここを逆走された方々から、「蝶槍の登りも結構キツイですよ」と言われていたので、心の準備はそれなりに出来ていた。

・・・が、登りに取り掛かるまでが長かった。

2512mピークの手前から樹林帯に入っていく。花畑の斜面をトラバース気味に下り、又しても緩やかな登り。

2512mピークを振り返る 登るほどに常念岳もせり上がる


樹林帯を登る
樹間より蝶槍
え〜!まだあんなに遠いやん・・


おびただしい数のオタマジャクシの池
鞍部から一時間半、常念岳を見ながら小休止


休憩地点から少し登ると、森林限界。30分ほどであっさり蝶槍のピークに着いてしまった。さっき木の間越しにずいぶん遠くに見えたのに・・・。

ピークを西側に巻く道もあるけれど、せっかくなので登る。
大きな岩の折り重なったピーク。ここも360度の展望。

あ〜、後はだだっ広い稜線をだらだら歩くだけ!(登り下りが嫌なら山に来なけりゃよい)


蝶槍ピークにて
わ〜い!!

おじさんも頑張ったね!
えらいえらい・・


槍ヶ岳から穂高連峰の眺め
時折雲が途切れて、大キレットも姿を見せるが
穂高の稜線の雲は晴れそうにない

あっ!! 槍のピークが見え・・ない・・半分だけ・・('〜')


北を見る
中央遠く:燕岳  その左:東天井岳と大天井岳  右:常念岳

大展望を独占しながら休憩。パン、ソーセージなどで腹ごしらえし、ピークを後にする。
ヒュッテはまだ遠くに見えるけれど、コースタイムでは30分。

ここからは天上の稜線漫歩だ。
欲を言えば、槍穂がすかっと見えてくれれば・・・いやいや、欲を言えば罰が当たる。(雷も落ちる・・)


蝶ヶ岳のすぐ手前にヒュッテの屋根が見える
蝶槍を振り返りつつ広い山稜を行く

以前の蝶ヶ岳の山頂は、蝶槍のすぐ側のケルンが積まれた所にある。2625mの三角点もそこにあるけれど、ヒュッテの後ろの方が標高が高く(2677m)現在はそこを山頂としているらしい。

珍しい地形、二重山稜
(台高山脈明神平から薊岳への稜線にもある。
スケールは小さいけれど)

横尾への分岐を過ぎ少し登り返し・・・



ヒュッテ手前の瞑想の丘の横を通り、ヒュッテ到着。
2時38分。ほぼ予定通り。よく頑張った!

蝶ヶ岳ヒュッテ
小屋の向こうが現在の山頂

小屋前より瞑想の丘

部屋に荷物を置き、山頂へ。


蝶ヶ岳(2677m)山頂
槍沢がよく見える


穂高連峰

山頂からの大展望

山頂の登山者たち・・2人ですが・・
中央↑気が向けばマウスをポインタしてください・・大して変わりはない


いつまでも上がりそうにない雲

昨日は夕食までの時間、一眠りしたいのを必死になって我慢したけれど、今日はもう我慢の限界。

絶対に寝たらあかんで〜!!
と、相方に強く申し付けておいていつの間にかうとうとしてしまっていた。

ふと目覚めると、相方も横でいびきをかいている。
こらっ!!

寝てない!と言い張る相方。・・・けど、もうしゃあないか〜。今頃になって高山病が発症する危険性は低い?・・・かどうかは知らないけれど、明日は下りるだけやし・・。

今日も小屋は空いていた。
私たちの2段ベッドの下は10人定員のところ5人。向こうの方も同じような感じ。
大天荘で一緒だった北九州の72歳のご夫婦はどうされたのだろう。やっぱり、常念小屋に泊まられることにしたのかな・・・。

夕食に集まったのは14,5人。
食卓には何と、鰻が。皆さん一様に歓声を上げる。


美味しゅうございましたm(_ _)m

同じテーブルに8人。夕食を食べながら、他の方と言葉を交わす。
単独の九州の熟年男性は、アルプスは初めて。
南アルプスの鳳凰三山、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、北岳と立て続けに登り、昨日は疲れが出て燕山荘泊まり。今日は1日でここまで縦走してきたとのこと。

驚いていると、もっとすごい人に途中で追い越されたという。
中房温泉から燕岳、常念岳、蝶ヶ岳から上高地まで1日で行くというご夫婦。
何でもトレイルランと言うらしい。

そういえば、4時頃小屋の玄関で、CW−X姿の40歳前後のすらっとした男女の姿を見かけた。

山道をすごいスピードで駆け抜けていくというから、これはもう登山とは言わないんだろうな・・。
一昨年大峰でも、奥駆道160キロを2日で走り抜けるという方々に出会った。人間の体というのは、鍛え方次第でものすごい力を発揮するものなんだ・・・。

レベルは全然違うけれど、私だってこうやってアルプスの縦走が出来るぐらい膝が回復するなんて思ってもみなかった・・。(レベル違いすぎ・・・(^〜^;))


食事も終わりかけの頃、玄関から聞き覚えのある元気な声が聞こえてきた。
あのご夫婦だ!
うわ〜、すごい!やっぱり歩かれたんだ〜!!

同じく到着された方もいらっしゃるようで、小屋の方が手早く何人かの夕食を用意され、元気な顔が食堂に入ってこられた。

奥さんの方はかなり疲れている様子で、夕食が食べられないとおっしゃる。
もう懲りました・・・とも。
でも、最後まで歩き通すその気力に脱帽。・・・って、歩くしか仕方ないんだけど・・。



夕暮れ・・・ヒュッテ前から・・・前穂が見えた!

外に出ると、穂高の上空の雲が途切れて水色の空が広がっていた。
前穂のピークも姿を見せている。

明日はすっきり穂高が見られるかも・・・。
希望を明日に託して、2日目の夜は更けていった。


●長々と3日目に行く●  
でも、あとちょっとだから・・下山だけだし・・




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