ルネのきままなアトリエ
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メンバー:13人 (おやじ・おかん・風花・豆花・
wolfgang・ゴウチン・ヨコチン・Flora・
スロートレック・○嫁・コトどん・コトさん・lune)
 ※敬称略
2007年4月30日(月)  晴れ

画像提供:おやじさん
▲明神平にて
4月初め頃、おやじさんから持ち上がった台高北部縦走。
すぐさまその話に乗った。

高見大峠から伊勢辻山までは未踏の区間。
なんやあんまり面白なさそうな道・・と、今まで敬遠していた。
けれど、やっぱり縦走路をつなげてみたい。

・・ちょっとしたアップダウンがあり距離も少し長いけれど、大したことはない・・と思っていた。



けれど・・その後、赤ゾレ山界隈を立て続けに歩き、遥か彼方に見える高見山を目にするにつけ、「ほんまに膝、持つやろか・・」と、少々心細くなってきた。

そんなこんなで、迎えた当日・・。
コース 広域地図     コース地図 
 7:47 高見大峠
 8:39〜 8:44 雲ヶ瀬山
10:10〜10:15 ハンシ山
10:09〜11:21 伊勢辻山
11:45〜12:41 赤ゾレ山
13:42〜13:53 国見山
14:26〜14:32 水無山
14:44〜15:17 明神平
16:34 大又林道終点
※コースタイムはwolfgangさんのレポを参考にさせて頂きました



今日の幹事おやじさんから、大又林道終点車デポ班という大役を仰せつかった。
愛車のポルシェ(愛称)をベンツ(愛称)に乗り換えての出発。
いつもは大概時間にルーズなルネオバだけれど、今日は絶対に遅刻は許されない。今日は総勢13名。そのうち、7人が初対面。第一印象が肝心。

自宅5時出発。いつもなら1時間半はかかる道のりを1時間で林道終点到着。

しばらくして、見覚えのある車が登ってきた。
あ、スロトレさんや・・・。助手席に女性。

スロー・トレックさんとは今日が初対面だけれど、車も姿もネットの山レポでよく拝見している。今日はご夫婦で参加されると聞いている。

スロトレ号の前に躍り出て手を振ると、一瞬きょとんとされた表情のお二人。
余りのワタクシの美しさに、森の精が舞い下りてきた・・と思われたのかもしれない。
が、すぐに分かったらしく、笑顔で出てこられた。

スロトレ夫人(○嫁様)。
山レポ画像から推測していた通りのスレンダー美人だった。
ふん、何やねん。どこがお腹ぽっこり、やねん・・・少々すね気味のワタクシ・・(何もすねる必要はない┐( -_-)┌)



「お父ちゃん、うち、ドキドキするわぁ」
「大丈夫や、オレがついとる」
「それが危ないねん・・」
・・と言ってるのかも・・(大峠にて)


息もぴったり・・(;^_^A (大峠にて)
そのうちおやじ号も到着。
今日はおやじ夫人(
おかん)も一緒。もう一人ヨコチンさんという女性。そして背の高い男性がゴウチンさんや。

え・・っと、どっちがおかんやろ・・・って、ちょっと戸惑っていると、片方の女性が素早く、
「どっちやと思いますぅ?」
・・そりゃあんた、そう言わはった方に決まってますがな・・(⌒〜⌒;)
・・面白い・・(^〜^;)

ベンツの運転をおやじさんにお願いして、7人で高見大峠に向かう。



大峠までの車内で、既にかなりのエネルギーを使い果たしてしまった・・
今日、最後まで歩けるかしらん・・


大峠では既に皆さんがお待ちかねだった。
遠路はるばる参加してくださった
風花師匠とは2年半ぶり。傍らの女性、豆花さんとは初対面。いつも風花師匠の山レポでお姿は拝見している。

開口一発風花師匠、ぼそっとこうおっしゃった。
「ちょっと化粧が濃いんとちがうの・・?」

う・・・。

いつもなら
「ご心配なく。30分も歩けばすっぴんになります。」と返すところだが、師匠の前では借りてきた猫状態のワタクシ・・一言も返せませんでした(^〜^;)

コトさんのご主人コトどんとは今日が初対面。ネットで拝見していた通りの優しい雰囲気の方だった。


wolfgangさんは、相変わらず清々しい万年青年。
Floraさんはいつも通り。
・・・って、何やねん!!と、怒られたら怖いので・・、
いつものごとく素敵な女性だ。(・・これでいい?)
え〜、毎度ばかばかしいお笑いを一席・・
美しい方々・・ ははは・・冗談きつぅ〜



●高見大峠出発(7:47)●

簡単な自己紹介の後、出発。東屋の後の植林帯の山道に入る。
13人ともなると、結構な行列。

しばらく行くと植林が途切れ、潅木の林の中の緩やかな登りになる。
振り返れば木の間越しに高見山が聳えている。
芽吹き前のせいか、意外に展望が良い。

画像提供:風花さん
しばらく植林帯 高見山 喋る方にエネルギー消費

ゆったりとしたペースで全体を見ながら先頭を行くおやじさん。
細やかな心配りが感じられる。

おまけに、今日はおかんとの絶妙な夫婦漫才を随所に疲労・・・じゃなくって、披露。

皆を疲れさせて・・じゃなくって、和ませてくれる。

ボケと突っ込みの微妙な間のはずし方・・。
ちょっと真似できない・・。
・・さすがだ・・。
長年連れ添った夫婦ならではの妙。

・・けど、まあ、家の中、さぞや
うるさいやろな〜・・・(^〜^;)
ちょっとしたアップダウンを二度ほど繰り返し、ふと見ると三角点。
wolfさんが高見峠南峰と教えてくださった。

高見峠南峰


●1つ目のピーク・・・雲ヶ瀬山(8:39〜8:44)●

雲ヶ瀬山まではちょっとした登り。
途中休憩中に、おやじさんがザックを斜面に転がすというハプニング。

あ〜、心にくいばかりの演出・・。

皆の集中力を高め、更に笑いを取る・・。
さすがや・・。

雲ヶ瀬山周辺はサシバやクマタカの渡りのルートとして知られている。
夏を日本の各地で過ごした鳥たちが、秋の晴れた日、伊良湖岬から上昇気流に乗り、この上空を飛翔してゆくらしい。多い日で、何百羽と確認されるのだとか。
私も昨年、高見山頂で春の渡りに遭遇するという感動体験をしている。
案内板の前で立ち止まったFloraさん。

サシバ・・やて・・くっくっくっ・・(^Д^*)」

Floraちゃん、あなたの頭の中には、今、何が?・・・(⌒〜⌒;)
山頂から西に進むところ、南尾根に下りかけてすぐに軌道修正。

西に展望が開けたところで、おやじさんが山座同定をしてくれる。

西に展望
下りきってまた登り。
左手芽吹き始めた落葉松の向こうに木梶山の北西尾根が見えてきた。
あ・・見覚えのある尾根・・
はるばる東国から参加された風花師匠と豆花さん。未明3時半に出発されたらしい。

大和の、こののっぺりとした山々を眺めながら、何を想っているのだろう・・。
●南タワ(9:08)●

小さなピークを一つ越えると南タワ。
ここから木梶林道の鳴滝の駐車地までは一下りみたい。
コースを誤るとヤブの直登となり、赤グモの襲撃を受けるらしい。

スロトレさんが体験済み(^〜^;)
南タワ・・杣道から鳴滝へ下れる
スロトレさん。昨年から山歩きを始められたらしいけれど、そのワイルドな体験は他の方の何十年分。
あちこちの山々の斜面を嘗め尽くすが如く歩き回っていらっしゃるが、残念ながら正規ルートは未踏のところが多い。(・・スイマセン・・(^^ゞ 


振り返る。まだ少ししか歩いていない・・(×_×;)
左:高見山  右:雲ヶ瀬山

木陰のない斜面の登りははキツイ 休憩の度に誰かから差し入れ

南タワを過ぎ、少し登ると東に大きな谷が見下ろせる。
木梶川だ。林道もすぐ下に見える。
芽吹き始めた萌黄色の山の斜面の所々に、山桜の霞んだようなピンク。


木梶川林道がすぐ下に・・ 木梶山も見えてきた(円い山頂)

更に登る・・ 鮮やかなミツバツツジが一株

●ハッピのタワ(9:39)●
やっと、ハッピのタワ ミヤマカタバミがあちこちに

植林帯のハッピノタワから・・ 登る・・登る・・ 更に登る・・

東の眺めが良い



三峰山から修験業山・栗の木岳・局ヶ岳へと連なる稜線


高見は・・少し遠ざかった・・(;´_`)



●2つ目のピーク・・・ハンシ山(10:10〜10:15)●

やっと辿り着いたハンシ山。植林帯で展望はない。

山名盤に触れた拍子に、どさっと下に落ちてしまった。
慌てて修復する二人。



更にだらだらと上り下りを繰り返し、やっと地蔵谷の頭に辿り着く。
地蔵谷の本流がここに突き上げている。
●地蔵谷の頭(10:27)●

地蔵谷の頭から伊勢辻まで、右は植林帯。左は自然林。
登りのしんどさを忘れさせてくれるような美しい林・・。

落ち葉を踏みしめ、林の中に分け入っていきたい衝動をぐっとこらえる・・。
そんなことをしようものなら、風花師匠辺りから

「けっ、深山の山姥だわ」
・・なんて憎まれ口をたたかれるのは必定。


芽吹き始めた若葉が、まるでレースをまとったよう・・




先ほどまで少し雲が広がりかけていたのに、すぐに青空が戻ってきた。
滴り落ちる汗を拭いながら、やっと見覚えのある場所に出てきた。
伊勢辻だ。今年3月、Floraさんとここから和佐羅滝に下っている。



●伊勢辻(10:52〜11:00)●


実はおやじさん、お母上が私と同じ名前というだけの理由で、私のことを「お母ちゃん」とか呼ぶ。失礼なことこの上ない。
歳なんか、ほとんど違わない。
いや、むしろ、同い年と言っても差し支えないぐらいだ。

ところで、wolfさんのお母上も同じ名前だったことが判明した。
勿論、wolfさんは紳士だから間違っても「お母ちゃん〜」などと言ったりはしない。

けど、両母上共、私より一世代前の方に違いないのだけれど、えらいハイカラな名前やねんな・・・luneやなんて・・(>_<;)





●3つ目のピーク・・・伊勢辻山(11:09〜11:21)●

更に一登りで伊勢辻山頂に着いた。まだ三つ目のピーク。
正面に薊岳が初めて姿を見せる。
その右に遠く大峰。

左には赤ゾレ山から明神平への稜線が折り重なるように連なっている。
・・まだ行程の半分・・(×_×;)




画像提供:おやじさん
お決まりポーズは・・「金をくれーー!!」
・・切実な問題だ・・( ̄〜 ̄;)


画像提供:おやじさん
イケメン軍団 (あくまでも自称)

画像提供:おやじさん
赤ゾレ山へ・・自然の庭園を行く


赤ゾレ山との鞍部。見覚えのある巨木。先日地蔵谷を遡りここに出てきた。
あの時は独りで、稜線に出るまで誰にも出会わなかった。

今日は賑やかな愉しい山路。
鞍部
「やっぱ、赤ゾレピークに登るんですかぁ・・・」
無駄とは思いつつ、2度ほどおやじさんに抵抗を試みる。
勿論、聞き入れてくれるはずもない・・(;_x)
・・分かりましたよ・・行きゃいいんでしょ・・スネスネ・・(T〜T)

ほんの2,3分の登りと分かっていても結構きつかった・・。
赤ゾレ山頂に一登り


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