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             頭陀ケ平から天狗岩 
                          〜木和田尾から聖宝寺道周回〜

●鈴鹿山系  頭陀ケ平:標高:1143,4m
●山行日:2011年4月13日(水)  晴れ  単独
●コース:木和田尾から藤原岳聖宝寺ルート下山


▲天狗岩付近

3月の霊仙で三輪しか見ることができなかった福寿草。
それはそれで心に残っているが、やはり太陽の光を浴びて黄金色に輝くそれをみてみたい。

藤原岳の北、白瀬峠との中間付近に位置する頭陀ケ平(ずだがひら)に木和田尾ルートで登ってきました。
11:00 山口貯水池(駐車)
12:40 坂本谷分岐
13:20〜13:35 頭陀ケ平
14:10〜14:25 天狗岩
14:45〜14:55 藤原山荘
15:15 八合目
16:10 聖宝寺
16:50 山口貯水池

■ルートMAP■



鈴鹿まで名阪国道を走り自力で辿りつけるか。それが最大の課題だった。
前夜に決めたものの、2,5万図を用意したのが朝になってから。
もたもたしているうちに、出発が8時過ぎ。おまけにガソリンも空で給油に寄り道。

そのうちにだんだん面倒くさくなってきて、もう今日はやめとこか・・なんて気分にもなる
・・けれど、まあ、今日は2年ぶりの高速走行の試運転と登山口の下見のつもりで・・と出かけることにした。

最初はぎこちなかった名阪国道も、次第に以前の勘を取り戻し、恒例のドタバタ騒ぎもなく
四日市ICからR306を北上し藤原町へ。


簡易パーキング藤原で、地図で登山口の山口貯水池への道を確認。
多分ここ!・・と思って左折し5分ほど進むと、どんぴしゃで貯水池に出た。
駐車車両2台。

が、もう11時前。
余りにも遅い出発だけど、まあ、今日は下見だから・・。

出発しようとすると、隣の炭焼き小屋で作業をされていた方が、物言いたげにこちらを見ているので、一応声をかける。

「白瀬峠の登山口はこちらですよね!」(聞かなくても、標識にそう書いてあるのですが・・汗)

11:00 登山口出発  遅すぎますって!!

薄暗い植林帯はすぐに終わり、
涸れ谷沿いに自然林の中を進む。
そして、この先もずっと
自然林の気持ちの良い道が続くのだった。

うるさいほどに木にペンキのマーク。
このルート、もともとは中部電力の送電線の巡視路だったらしい。
頭陀ケ平までほぼ送電線の下を歩く。
ルート上には左のような標識がいくつもある。

送電線なんて人工物の下を歩くなんて無粋な・・
と、何の予備知識もなしに数年前までそう思い込んでいた。
認識不足も甚だしかった・・と思う。




ずっとこんな気持ちの良い自然林が続く。
秋にも歩いてみたいルート。

振り返れば木の間越しに下界が見える。
やはり、うるさいほどのペンキのマーク。(^^ゞ
11:54 山口区入口と書かれた木。
どういう意味かは分からないけれど、
右の手書きの標識にしたがって斜面を登る。

この付近踏み跡がかなりばらけている。


唯一見つけたセツブンソウ。花は終わっていました。



登山口から1時間余りで一つ目の鉄塔の下を通る。



『知恵の輪』の木。どういうわけか、この辺に集中して何本もあった。

このルート、石や木の根で階段状になったところが少ない。
歩きやすいけれど、ふくらはぎがずっと引っ張られているので、次第にパンパンに張ってくる。

2つ目の鉄塔の下を登り・・


尚も続くたおやかな道・・が、画像で見るより勾配はある。


この辺りで藤原岳から周回してきた単独男性に福寿草の様子を聞く。

「上は全然あきません。藤原岳の九合目付近が一番見ごろかな」
「頭陀ケ平の辺りはどうでした?」
「全然!」

どこまで行くのかと聞かれたので、「天狗岩まで行ければいいんですけど」と答えると、
「そこまで行ったら、向こうに下りる方が早いですよ」と言われてしまった。

でも、登山口まで車道を戻ってくるのが・・(;´_`)

12:38 坂本谷分岐。

坂本谷は福寿草の群落で知られているらしいけれど、土石流で崩壊し何年も前から通行止めになっている。
ここから白瀬峠への道と別れ、ショートカットで
頭陀ケ平へそのまま尾根伝いに登る。

更に3つ目の鉄塔の横を通過し、



雪が現われた辺りから、踏み跡もばらける。



中電の作業小屋らしい。



すぐ上に見える鉄塔が頭陀ケ平の山頂。

どこを登っても辿りつけそうだけれど、かなり踏み跡がばらけている。
登りはともかく、下りはルートを見失いそうな箇所だ。
(すぐ右下の鉄塔目指して下ればいいのですが・・)


13:20 頭陀ケ平(1143,4m)



登山口から2時間20分。途中小休止しただけで、ほとんどノンストップ。
自分としてはかなり頑張った方だ。
お腹も空いてきたけれど、とりあえずおにぎりと果物などで休憩。

鉄塔の真下というのはちょっといただけないけれど、周囲がぐるりと見渡せる好展望。
霞んで遠望がきかないのは少しばかり残念だけど、欲張ったらきりがない。



▲間近に御池岳のテーブルランド



▲振り返れば養老山脈

さて、福寿草は・・?
このまま一輪の福寿草にも会えず、ピストンで下りるのは余りにも寂しい。
とりあえず、天狗岩の方へ道を辿る。


13:35頭陀ケ平出発


緩やかな尾根を少し下ると

林の所々にカレンフェルトが現われる。


・・が、黄色い花は見えない。
長い冬の間、重い雪に覆われていた茶色い大地。
やっぱり藤原岳まで行かないと見ることはできないのか・・。

更に進み、ふと足元を見ると・・



あった・・。
地面から首を出したばかりの赤ちゃん福寿草。


そして、注意深く辺りを見回しながら数メートル行くと、
あちらこちらにぽつんぽつんと小さな黄色い花が目に飛び込んできた。




こちらは幼児と
よちよち歩きの赤ちゃんか

まだ咲き初めて間もないのだろう。
枯葉で覆われた茶色い地面のそこかしこに恥じらうようにあちらに一株、こちらに一株と咲いている。




何枚も同じような写真を撮っても意味がない・・とは思いつつ、
やはり出会う花出会う花にカメラを向けずにはいられない。



厚い雪に覆われた大地の中で長い冬を耐え抜き、雪融けと共に地面に姿を現す。
そして、太陽に向かって精一杯花弁を開く。

次の世代へ命をつなげるために・・。
いや、ただ自然の摂理のままに・・。

・・・なんちゃって・・ちょっとばかり、ぐっとくるものもある・・ (^▽^;)>



太陽の光を受けて金色に輝く花を見ながら歩いているうちに、
気持ちが固まってきた。
天狗岩はもうそこ。藤原山荘周りで、向こうの福寿草にも会いに行こう・・と。


14:05 天狗岩分岐

頭陀ケ平から写真を撮りながらゆっくり(しかし気持ちは焦りながら)30分で藤原山荘からの道に出た。
右に5分ほどで天狗岩。




14:10  天狗岩


▲天狗岩から藤原岳



▲南に連なる鈴鹿山脈


下りに備えて大休止。
今日の一押しは、『藤井さんあすかルビー』(いちご)
のんびり昼食にしたいのは山々だけど、やはり気持ちは焦ってくる。
いくら何度か歩いたルートとはいえ、暗くなるまでには下山したい。

天狗岩の手前で5人グループに、天狗岩で入れ違いに3人が下山され、その後は誰もやってこなかった。

そりゃそうだよね。もう2時過ぎなのだから。

14:25天狗岩 出発

藤原山荘までも、そこかしこに福寿草。
けれど、ここも最盛期はこれからなのだろう。


初々しい花が何とも可愛らしい。



これは30代ぐらいかな?(^^ゞ

私が今日最後の下山者だと思っていたら、山荘手前で向こうから3人の若者がやってきた。

14:45 藤原山荘 

ひっそりと静まり返った室内。
机の上に置かれたノート。
登山者が思い思いにここに来られた感想を綴っている。


今日登られた方の書き込みもあった。
いくつか拾い読みさせていただき、さて、下山。

14:55 山荘出発


▲藤原山荘から展望丘




小屋から九合目にかけてもたくさんの福寿草が目を楽しませてくれた。


九合目付近の福寿草

この辺りまで来るとオオドシマらしい・・・以前誰かのレポに書かれていたような・・

オオドシマも初々しい赤ちゃんも、それなりに美しい ( ̄〜 ̄;)


いつもなら、じゅるじゅるのぐちゃぐちゃでかなり難儀する登山道。
が、今日は雪はすっかり融け、ほとんどぬかるみもなくあっさりと八合目まで下山。


15:15 八合目。聖宝寺ルートへ。



ほの暗い林の中にミヤマカタバミ


16:10 聖宝寺

聖宝寺の裏口から最短距離を山口貯水池へ。
でも、『屋根のない学校』の中を通るのにゲートを開けたり閉めたり、
農作業路のゲートを開けたり閉めたり。
あまり近道になっていなかったようにも思う。

聖宝寺からやっぱり40分かかって登山口に戻ってきた。
16:50 山口貯水池




木和田尾の気持ちの良い自然林。
生まれたばかりの初々しい福寿草。
いい山だった・・。

そして、こうして山を歩ける幸せな日常があることに感謝。




■2007年3月13日 冬に逆戻りの藤原岳レポ■


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