ルネのきままなアトリエ
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―3日目 その2 ―   7月30日(水) 晴れ

北岳:3193m  間ノ岳:3189,3m  農鳥岳3025,9m  塩見岳:東峰3052m 西峰3046,9m


⇒1日目  7月28日(月) 広河原〜(大樺沢)〜二股〜(右俣)〜北岳肩の小屋(泊)
⇒2日目  7月29日(火) 〜北岳〜間ノ岳〜農鳥小屋〜(農鳥岳ピストン)〜熊ノ平小屋(泊)
⇒3日目  7月30日(水) 〜北荒川岳〜塩見岳〜塩見小屋(泊)
⇒4日目  7月31日(木) 〜本谷山〜三伏小屋〜鳥倉林道下山



大崩壊地の縁を回り、いよいよ登りにかかります。




次第に傾斜を増していきまが・・まだ余裕!



ますますキツクなっていきます・・。




尾根の中だるみで小休止。



休憩地点の真上から、より一層厳しいガレ場の登りです。



落石を起こさないよう細心の注意を払いながら登ります。
距離が短いのがせめてもの救いですね・・。



は〜、キツイこと・・(>_<;)



●北俣岳(蝙蝠岳分岐)  (9:55〜10:05)●


蝙蝠岳分岐

分岐から2,3分ほど歩いて小休止。
休んでばかりいるみたいですが・・
ま、今日は塩見小屋までですからのんびり行きます。




なだらかな尾根の向こうに蝙蝠岳
すぐに行けそうに思えますが、片道3時間のコースタイム(山と高原地図2006年版)

※帰宅後改めて2008年版地図で蝙蝠岳へのコースタイムも確かめてみると、
行き2時間5分 帰り2時間10分に大幅訂正されていました



左:北俣岳 ( 2920m)    右:蝙蝠岳 (2864,7m)



  塩見岳へは一登り  左奥に荒川岳


塩見岳山頂へは2006年版昭文社の地図ではコースタイム45分。
ところが、2008年版では30分になっている。

「えーー!
ここから30分でなんて絶ーー対無理!」
「いや、案外行けるかも・・」

「計ってみよか!」
「・・んで、歩かれへんかったら昭文社に文句言わな・・」

・・ってことで、時計を見ながらの最後の一登り。







●塩見岳東峰  3052m (10:30〜12:00)●


山頂は以外に近く、休憩地点から28分で到着。
やはり最新の地図の方が正確だったようです。


山頂の岩峰

素晴らしい眺めです


長大な仙塩尾根の向こうに白峰三山

北岳がガスで隠れかけています


塩見岳西峰はすぐそこ


塩見岳西峰 3046,9m

※東峰の方が標高は高いのですが、三角点は西峰

山頂の岩の上は満員御礼。
写真撮影も順番待ちのようなので、先に昼食にしました。

あの山の向こうから歩いて来たんですね・・。
ちょっと感慨深いものがあります・・。

塩見小屋までは1時間もあれば下れるので山頂でのんびり時間を過ごします。
次から次に登山者がやってきては去っていきます。
鳥倉林道からのピストンが圧倒的に多いみたいです。

残念ながら南の荒川岳方面はガスで展望はいまいちでしたが、もうこれ以上は望みません。


光岳から1人でテン泊縦走してきた大学生の男の子。
北岳まで行くらしいです。
めっちゃカワイイ!

Nちゃんはコースの情報をいろいろと聞いていました。
オバチャンたちにも笑顔で、付き合ってくれる。
かなりボランティア精神に富んだ男の子だったみたいです(^▽^;)>゛


「関西のオバチャンはポケットにいっつも飴を入れてんねんで〜はい、飴、やるわ」


山頂で何と1時間半!
もうここに居ついてしまいそうな勢いです(⌒〜⌒;)

西からガスが湧いてきました 西峰でもまた休憩


岩場を下ります 面白いほどの下り



こちらからの登りの方が数倍キツイようですね・・






西峰を振り返る






●塩見小屋 (13:00)●

宿泊手続き後、とりあえず記念撮影。
山頂はすっかりガスに隠れてしまいました。



新しく仕入れたポーズをみんなにレクチャー
やっぱ、オバチャンではサマになりませんか・・(^▽^;)>゛

やっぱ、こちら↓のポーズの方がしっくりきます


「金をくれーーー!」

・・すみません・・しょうもないことを書いて・・(×_×;)


塩見小屋は定員40人のこじんまりした小屋。
水場まで往復40分もかかる不自由な立地にあります。
が、心のこもった食事の美味しかったこと!またスタッフの方の働きっぷりも気持ち良く、好感の持てる小屋でした。

宿泊棟は片側上下2段の実に小さな建物です。

予約していないと、隣接の6畳ほどのプレハブ状の小屋2棟が宿泊棟になるらしいです。
いくら混んでもそこに全員入ってもらうとのことでした。
この日は2,3人いらっしゃるだけで、本棟よりゆったりしていたみたいですが・・。

塩見小屋では受付時に排泄物を入れるビニール袋を渡してくれます。(女性3枚 男性?枚)
それをポータブルトイレにセットして使用します。使用済みの袋はヘリコプターで下ろすらしいです。枚数の足りない場合は1枚100円。
中には驚かれる方もいらっしゃるらしいですが、使ってみると却って清潔で快適でした。
(男性の小用は、少し離れた場所に建物があるようでした)







明日はいよいよ下山です。
今回はまだご来光を見ていないので、明日に期待をかけましょう。
美味しい夕食を頂いて早々に就寝。

夜中、屋根に打ち付ける雨音に目が醒めました。
かなり激しく降っている様子・・。
明日の晴天を祈りつつ、いつしかまた深い眠りに落ちていきました。



コース 広域地図     コース地図
 5:05 熊ノ平小屋
 6:20〜 6:35 竜尾見晴
 7:55〜 8:10 北荒川岳
 9:55〜10:05 北俣岳(蝙蝠岳分岐)
10:30〜12:00 塩見岳
13:00 塩見小屋
※小休止省略


●4日目 山旅を続ける友と別れ下山● 





⇒1日目  7月28日(月) 広河原〜(大樺沢)〜二股〜(右俣)〜北岳肩の小屋(泊)
⇒2日目  7月29日(火) 〜北岳〜間ノ岳〜農鳥小屋〜(農鳥岳ピストン)〜熊ノ平小屋(泊)
⇒3日目  7月30日(水) 〜北荒川岳〜塩見岳〜塩見小屋(泊)
⇒4日目  7月31日(木) 〜本谷山〜三伏小屋〜鳥倉林道下山





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