ルネのきままなアトリエ
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北岳:3193m  間ノ岳:3189,3m  農鳥岳3025,9m  塩見岳:東峰3052m 西峰3046,9m


―2日目 その1 北岳・間ノ岳・農鳥岳縦走 熊ノ平小屋へ―   7月29日(火) 雨のち晴れ

途中から3人と別れ、独り白峰三山縦走と欲張ったのですが・・・



▲農鳥小屋から・・・左:農鳥岳  右:西農鳥岳

2日目です。
今日はいよいよ北岳から間ノ岳へ縦走し、熊ノ平小屋へ。
けどね・・・出来ることならば農鳥岳にも足を延ばしたい!
・・と思うのは、私だけで、他の3人は
「もう何回も行ってるし、独りで行ってくればぁ〜」
と、冷たいこと!(>_<;)

けど、天気がね〜・・・。

おまけに、ピストンするとコースタイムは
9時間35分!!


コース 広域地図     コース地図
 6:00 北岳肩の小屋
 6:40〜 7:00 北岳
 8:05〜 8:25 北岳山荘
 9:55 間ノ岳
10:40〜10:50 熊ノ平トラバース道分岐
10:55〜11:05 農鳥小屋
11:50 西農鳥岳
12:25〜12:45 農鳥岳
13:15 西農鳥岳
13:55 農鳥小屋
14:00〜14:20 熊ノ平トラバース道分岐
15:50 三国平
16:20 熊ノ平小屋
※小休止省略




●北岳肩の小屋出発 (6:00)●


やっぱり外はガスに包まれています(;_x)


とりあえず出発です。

晴れていれば小屋から北岳山頂がすぐそこに見えるのですがガスの中。
午後から天気は回復するらしいのですが・・どうかな?

すぐに両俣への分岐です。

雨が降っていても、ガスで展望がなくても、気の置けない仲間たちとの山は文句なしに楽しい!


北岳北峰を右に巻いて、岩の道を登ります。

山頂にかけて、可憐な花が咲き乱れています。



しっとりと濡れたミヤマオダマキ






●北岳山頂 (6:40〜7:00)●

40分ほどで山頂に到着です。
ガスで展望はゼロですが、爽快!




2006年に設置された新しい三角点。
明治37年から100年余り風雪に耐え抜いてきた旧柱石と盤石は芦安山岳館に展示されていると説明板。


※北岳の標高

従来は標高3,192mと公表されていたが、山頂の三等三角点(3,192.4m)より南の岩盤の方が約80cm高いことが確認され、2004年10月15日に国土地理院により、1m高い3,193mに改定された
(ウィキペディアより)

こんな天気でも次から次に登山者がやってきます。
単独女性で奈良県から来られた方がおり、聞くと○淀町だとか・・。
大峰や台高ですれ違っているかもしれませんね(^▽^;)>゛



一瞬ガスが途切れかけました・・が、すぐに隠れてしまいました。あ〜あ・・・



山頂を後に、北岳山荘への岩だらけの道を下ります。



相変わらずガスガスですが、
岩屑の斜面に素晴らしい花畑が広がっています。
北岳は花の山・・って本当ですね。




この辺りは6月から7月初めにかけてキタダケソウがみられるところです。
どこかに1輪でも咲いていなかしらん・・。
写真でしか見たことがないのですが・・・。


向こうから来られた熟年女性のグループに聞いてみました。
彼女たちなら知っていそうです。
オバチャンは花に詳しいですからね・・ってうちらもオバチャンでした・・(^〜^;)

「あら〜、肩の小屋のすぐ側に1輪だけ残っていたわよ〜」

小屋の方が教えてくれたらしいです。
残念!見そびれてしまいました(>ω<;)

八本歯のコルからの道と合流ししばらくで、向こうに北岳山荘が見えてきました。



少しずつ雲が上がっていくような・・


あの鐘を鳴らすのは・・チャチとMちゃんです( '∇^*)~☆



●北岳山荘 (8:05〜8:25)●



北岳山荘は南アで一番設備の整った小屋らしいです。
最新式の清潔なトイレに驚き!
もちろん、下から風なんか吹き上げてきません・・(⌒〜⌒;)

さて、農鳥岳ピストン、どうしましょう・・・。

農鳥小屋から三国平へのトラバース道の状況と天気を小屋に聞きに行くと・・

担当者がヘリの荷揚げで手が離せず、詳しいことは分からず。
何も(通行止めなどの情報は)聞いていないので、行けるはずです・・とのこと。
天気は回復しそうです。

どうしましょう・・。悩むところです。
ピストンすると、今日のコースタイムは9時間35分!
朝、小屋を出る時はもうその気はなかったので、遅立ちだったし・・。

でも・・・今を逃すと、いつ来れるかわからない・・。
農鳥岳のピークを踏みたいけど・・・。
他の3人は白根三山は何度も歩いているので、関心はなし。

小屋前でパンをかじりながら、悩みに悩むワタクシでした・・・。




●中白根山 9:05●



さいなら〜!
やっぱり行ってくるわ!


やっぱり行こう!!
中白根山への登りで決意!
そうなるとぐずぐずしてはいられない!
3人に別れを告げ、独り間ノ岳への稜線を駆け上がります。(・・のは気持ちだけ・・汗)



道は続くよ〜



●間ノ岳 (9:55)●

気持ちは焦りますが、コースタイムをほんの少し切っただけで間ノ岳到着(^〜^;)




標高3189,3メートル。奥穂に次ぐ日本で4番目の高峰です。
・・が、急いでますんで、ほんの少し休憩し、左に農鳥小屋へ下ります。(^〜^;)


標高差380メートルほどの下り。


目の前のガスが次第に晴れて・・・


目の前にど〜んと、農鳥岳!!
農鳥小屋の赤い屋根も。



正面には農鳥岳。
その右手に雲に覆われているのが塩見岳方面。
右には間ノ岳から三峰岳を経て熊の平に至る長い長い稜線が見えています。
その斜面に引っ掻き傷のように、三国平への長いトラバース道が見えています。




●熊ノ平トラバース道分岐 (10:40〜10:50)●



ここから農鳥岳まで往復で2時間半。
必要な物だけ持ってザックはデポしておきます。




●農鳥小屋 (10:55〜11:05)●


左:農鳥岳       右:西農鳥岳


振り返ると間ノ岳が聳える

農鳥小屋でトラバース道の様子を聞く。

「問題ないですよ〜」とお兄さん。
「昨日、塩見岳までピストンしてきましたよ・・・」

おーー!あの雨の中を・・・。

「このバンダナいかがですか〜・・んじゃ、こっちのタオルは・・・?」
お兄さんにいろいろセールスされたけれど、とりあえずバッチだけ買って農鳥へGO!!


果たして農鳥岳へは辿り着けるのでしょうか・・
もしかして、
途中で断念・・とか・・

熊ノ平小屋へは日没までに着くのでしょうか・・
(またまたまた・・・気を持たせて・・・コースタイムを見れば分かるのですが・・( ̄〜 ̄;)・・)




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⇒1日目  7月28日(月) 広河原〜(大樺沢)〜二股〜(右俣)〜北岳肩の小屋(泊)
⇒2日目  7月29日(火) 〜北岳〜間ノ岳〜農鳥小屋〜(農鳥岳ピストン)〜熊ノ平小屋(泊)
⇒3日目  7月30日(水) 〜北荒川岳〜塩見岳〜塩見小屋(泊)
⇒4日目  7月31日(木) 〜本谷山〜三伏小屋〜鳥倉林道下山






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