ルネのきままなアトリエ
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北穂高岳:3108m  涸沢岳:3103,1m  奥穂高岳:3190m  前穂高岳:3090,2m


―3日目 その2―   8月8日(金) 快晴   ⇒その1へ

〜奥穂高岳・前穂高岳ピストン・ザイテングラードを涸沢へ〜



コース 広域地図     コース地図
 5:40 穂高岳山荘
 6:15〜 6:35 奥穂高岳山頂
 7:20 吊り尾根 最低鞍部
 7:35〜 7:45 岳沢分岐(紀美子平)
 8:15〜 8:50 前穂山頂
 9:05 岳沢分岐
10:35〜11:10 奥穂高岳山頂
11:35〜12:50 穂高岳山荘(涸沢岳ピストン)
14:45 涸沢テント場
※小休止省略



●前穂高岳 山頂 (8:15〜8:50)●

山頂は南北に細長い岩の広場。

ここも、胸のすくような眺め!
空はますます青く・・


北の眺め 



はじける!・・おばさん・・(^^ゞ



奥穂から西穂


一応二人で記念写真

山頂の南端から下を見下ろす。
すぐ下に、碧い水をたたえた小さな池。

奥又白池だ。

明神や前穂の岩壁に挑戦するクライマーたちの憩いの場所・・らしい。
あそこはやっぱり岳人の(・・死語?)聖域かな・・。

(ちなみに、涸沢の登山相談所でパノラマコースから池への登山路の様子を聞いてみた。
相談員「・・あそこは・・・・・・」
はい、分かりました。
あんたみたいなフツーの登山者は行ってはいけないということですね・・・)

・・の割には、ガイドブックにコース案内が載ってたりするんだけれど・・・(^〜^;)



「奥又白池が見えますよー!」
おいでおいでをしながら向こうにいた3,4人の登山者に声をかける。
お節介とは思いながら、これがおばちゃんの悲しい性・・(;´_`)

だって、端っこまで来て覗きこまないと見えないんですから・・。





明神岳



またまた、南アをバックにはじけるオバさん

左手の先が先日登った北岳だったりする・・





●岳沢分岐 (9:05)●

ほとんどの登山者はここから岳沢経由で上高地に下山する様子。
岳沢への下りも結構キツイけれど、4時間ほどで河童橋だ。
テントさえなけりゃ、下れるんやけど・・。

奥穂へ、来た道を引き返す。




向こうから単独の外国人男性がやってきた。

男性 「ダケサワから何時間かかりましたか?」
オバ 「No! ウイー、オクホからマエホピストン!」
男性 「おー! オウフクですね〜
     マエホはタイヘンでしたか?」
オバ 「ノープロブレム!ダイジョーブ!」
男性 「ははは・・ノープロブレムね! 
     どれくらいかかりました?」
オバ 「ノボリ30プーン!クダリ20プーン!」
男性 「ありがとう!」
オバ 「ユーアーウェルカム!グッバーイ!」

次にやってきたのも男女の外国人ペア。
穂高岳山荘で一緒だった。
またしても流暢な英語(?)で話しかけるオバ。

オバ 「ハロー!上高地まで?」
二人 「・・・・・」にこにこ笑っている
オバ 「穂高岳山荘で一緒に泊まってましたね〜」
二人 「・・・・」・・にこにこ・・
流暢な英語が通じない・・(><;)
とりあえず、「ビーケアフォーー!グッバーイ!」

「あの人ら、フランス人みたいやったで。小屋でフランス語喋ってた・・・」
すれ違ってから相方が言う。
はよ言わんかいーー!
得意のフランス語を使うチャンスやったのに・・(うそ)・・

しかし、何やねぇ、山も国際的になったもんやねぇ!

(ちなみに、奥穂山頂手前ですれ違った屈強な若者のグループは韓国からのようだった。)




奥穂山頂はもうすぐ



ジャンダルムを前に



●奥穂高岳山頂 (10:35〜11:10)●



一応行ったつもりで イェーイ!



ジャンダルムの山頂にも何人かの人が見える



穂高岳山荘はすぐ下だ。。


最後の梯子。


●穂高岳山荘 (昼食・涸沢岳ピストン) (11:35〜12:50)●



予定通り山荘でカレーの昼食。
まずまず美味しかった!(ちなみに、槍ヶ岳山荘のカレーは本格派だった!)

大急ぎでカレーをかきこみ、相方を残しひとっ走り涸沢岳へ。
昨日半分ガスって見えなかった奥穂高の全容を是非とも見たかったのだ。

ダブルストックをフル回転させ10分余りで山頂。




涸沢岳からの奥穂高岳




反対側に目をやれば、多少雲は湧いてきているけれど、槍もまだ見えている。
下を見ると、北穂からの縦走者が数人見えた。
あと一息!頑張って!






●穂高岳山荘から涸沢へ (12:50)●



涸沢に向かって下山。


ザイテングラードを下る。
下部の鎖場・梯子を下ると雪渓の下から水がちょろちょろ湧いている水場があり休憩。



シナノキンバイ・ハクサンイチゲが咲き乱れる斜面。





下からテント装備の単独青年が登ってきた。
上高地から穂高岳山荘まで一気に登るのかと思って声をかけると、何と今朝蝶ヶ岳を出てきたという。
涸沢に早く着いたので、それならついでに上まで・・と登ってきたという。
笑顔のかわいい爽やか青年。

青年「まだ半分も登ってません・・よね・・」
オバ「まだまだやね・・何なら、一緒に下る?」

これだからオバは困るのよね・・イテッ!\(-_-)


●パノラマコース分岐 (13:52)●


雪渓が残っているパノラマコースへ。





二つ目の雪渓を下った先の花畑で、男性が二人待ち構えるように立っていた。
三脚にカメラを据えている。

「信濃毎日の○○と申しますが、お願いがあるのですが・・」
言いながら名刺を出す。
はいはい・・何でしょ・・
「涸沢の取材をしているんですが、少しお話を聞かせていただけませんか?」

もちろん断る理由はない。
で、何やらかやら、いろいろお話しする。

「写真も撮らせていただきたいんですが・・」
もちろんOK!75年のパリコレ以来だ・・イテッ!\(-_-)

言われるままに斜面を登り返しポーズをとる。
「もうちょっと花を覗きこんでくださーい!」
はーい! これでいいですかーー? ちょっと見上げているところも・・。

「新聞に載るんですか?」
「はい」
「ボツにせんといてくださいね〜」(これだからオバチャンは困る)





花に彩られた斜面




●涸沢テント場 (14:45)●



かんぱーい!

神戸からという若い女性グループがシャッターを押して下さる。
「あ、オカアサンの顔が隠れてしまいました・・」
・・オカアサン・・ね・・( ̄〜 ̄;)

夕方になっても薄水色の空が広がり穂高の稜線がすっきり見えていた。

穂高岳山荘で品切れだった前穂のバッチ。涸沢小屋で手に入れる。

夕食:五目御飯・豚汁・韓国海苔・ウインナー・チーズ・梅干・トマトなど(ワンパターン)

▲テント場にある
長野県涸沢山岳総合相談所・・明日の下山路、パノラマコースの様子を聞きにいく




明日はいよいよ下山。

夜中、今夜も満天の星・・。


●4日目 パノラマコースを下山● 




⇒1日目  8月 6日(水) 上高地〜明神平〜徳沢〜横尾〜涸沢(テント泊)
⇒2日目  8月 7日(木) 涸沢〜北穂高岳〜涸沢岳〜穂高岳山荘(泊)
⇒3日目  8月 8日(金) 穂高岳山荘〜奥穂高岳・前穂高岳ピストン〜穂高岳山荘〜涸沢岳ピストン〜涸沢(テント泊)
⇒4日目  8月 9日(土) 涸沢〜屏風のコル〜屏風の耳ピストン〜新村橋〜徳沢〜明神〜上高地





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